#905 GW2024のうどん県事情・・・円安GW&ベトナムレストラン

2020~2022の3年間はコロナ禍でのひっそりとしたGWでしたが、昨年(2023年)は、ようやくコロナ禍も明け、2023年5月4日地元紙には、「GW県内どっと」、「4年ぶりににぎわい復活」などの見出しが踊りました。さて今年はというと・・・、「円安のGW盛況」、「飲食、宿泊とても安い」といったキャッチが並び、円安GWとなりました。

昨年、うどん県の名所栗林公園に訪れた外国人観光客は14万5千人と過去最高を記録しました。アジア圏に加え、米国、豪州からの観光客が伸び、「円安」が大きく寄与しているようです。高松空港は地方空港では珍しく、台北、ソウル、上海、香港の4国際路線が就航しているのも、外国人観光客集客の大きな要因になっています。

ところで地方都市はどこも例に漏れず、商店街はすっかりさびれてしまいました。坂出市の商店街も、アーケードは撤去され、ほとんどのお店は閉店してしまい、シャッター街と化しました。そんなシャッター通りに、先月末に1軒のベトナムレストランがオープン。この3階建てのビルは、元は老舗の呉服店でしたが、いまや重機も入らないために、格安で売却され、改修されてベトナムレストランとなりました。

なぜベトナムレストランかというと、現在坂出市には、人口の2%程の海外研修生が生活し、坂出市の経済を支えています。研修生は、様様な職場で活躍していますが、坂出市では農業研修生が多く、今や研修生のマンパワーなくして坂出市の蔬菜農業(野菜栽培)は成り立ちません。彼らは、暑いときも、寒いときも、雨のときも朝早くから出勤し、その勤勉ぶりは地元の若者たちには到底真似できません。

そしてこのベトナムレストランは、彼らにとって大切な井戸端会議の場となります。先日、フォーを目当てに覗きにいったところ、広い店内はほぼベトナム人の若者たちで埋め尽くされ、店内はベトナムそのものでびっくりしました。老舗の呉服店がベトナムレストランへと化し、変化の波は地方都市にも押し寄せてきています。