#786 なくなったら困るもの・・・スマホのない生活

コロナ感染者の発生がめっきり減ったせいか、この週末のうどん屋さんはかなりの行列ができていたようです。県外ナンバー車も多くなり、なんとかこのまま需要回復してほしいと願うばかりです。さてイラスト担当者の新着情報をお届けします。
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みなさんの日常生活で、突然なくなると困るものはありますか?きっと多くの人が「スマホ」と答えるに違いありません。実は、先日3泊4日の出張の際、こともあろうことか初日にスマホを落とし、画面が見事に割れてしまいました。これまでも何度も落としたことはありますが、高額保護フィルムのご利益なのかこれまでは無事でした。しかし残念ながら今回は機能しませんでした。落下直後は、まだ画面が見えていたので、呑気に構えていましたが、2日、3日と経過するうちに液晶漏れが酷くなり、だんだん反応も鈍ってきました。そこで東京に戻るや否や、キャリーケースを引っ張ったままauショップに駆け込みました。

当然、機種変更ですが、びっくりしたのが、その機種変更手続きの簡便さです。最近は、旧スマホを新スマホの隣に置くだけで、勝手にデータやアプリをそっくりそのまま新機種に移行してくれるとは・・・。確か以前は、いちいち自分でアプリをインストールしていたし、その作業がとても面倒であったのを覚えています。しかし今や、自宅に戻り案内通りに手順を進めると、何もせずとも20分ほど待つだけで、これまで使っていたのと同じスマホ環境ができあがりました(嬉しい!)。

ところで今回のようにスマホ危機に突如直面すると、改めてスマホ依存度の重大さに気づきます。スマホのアプリでも特に、アラーム、乗り換え案内、地図、カメラ、電話、メール、カレンダー、LINEは、どれが欠けても困ります。以前は、目覚まし時計を使っていましたが、今ではスマホで十分事足ります(とはいえ10分置きに3回セットしていますが)。乗り換え案内は都会の住人には、マストです。そのせいか駅で路線図や時刻表を見ている人は、誰もいないような気がします。

散歩の際、ときどき「スマホを見ないで道端にある道案内や看板を頼りに進んでみよう!」と友達とチャレンジすることがありますが、これがまた難易度が高く、改めてGoogle mapやGPS機能のありがたさを再認識させられることになります。また綺麗な景色、美味しい料理、旅行の思い出、日常生活の備忘録代わりにも、色んなエフェクトがかけられるスマホカメラは必需品です(デジカメが淘汰されたのも頷けます)。

誰もが同じですが、今やスマホのカレンダー、メール、電話機能が使えないと、もう一歩も会社の外に出ることができません。そして何よりも大事なLINE。LINEがこれほど、最重要なインフラになるとは、当初誰が予想したでしょうか。今は、どこの家庭も大抵はライングループが作成されているでしょうし、私の家庭も同様です。ときどき意味もなく、庭の景色、活けてある花の画像、うどんの画像などが飛び込んできます。

そういえば最近YouTubeで、昭和時代の白黒映像をカラー化した動画を観ました。街中や電車を待つ間も勿論スマホ・携帯を使っている人なんて一人もいません。ただみんなしっかり前を向いています。その光景がなんだかとても新鮮に感じられましたが、もう同じ状況に戻ることはないかも知れません。

ところで自称デジタルデバイドの伯父さんと先日会食しました。伯父さんの住んでる行政区域は、なんと高齢者に対してはスマホ無料貸与と無料講習加え、2年間は使用料もタダという超太っ腹です。その日は丁度、スマホの2回目の講習会を終えたばかりで、「今日は、LINEの使い方を習った」というので、早速LINEグループを作成しました。叔父さんは確かにPCやスマホの操作はぎこちないのですが、一向に気にする様子もなく、いつもニコニコしています。そういう叔父さんを見ていると、別にスマホがなくてもいいのかな、とも思ったりします。