#020  オーストラリアの個人的な感想

さてここは独断的な、オーストラリアの感想になります。オーストラリアはとっても恵まれている国です。簡単にいうと、中近東のオイル産油国となんか変わりがない、と思います。ただ生産されるのが、一方は石油で、片方が鉄鉱石などの天然資源、もしくは小麦、牛肉に代表される農産物かの違いにしか過ぎません。そのリッチさ故か時間はゆったり流れているように感じます。人々はその潤沢な資源を、収穫するだけで生活できるようなカンジです。その点日本は資源に乏しく、加工賃だけが頼りで、それだけ多く働かなくてはなりません(今度生まれるときは、オーストラリアなんか、いいかも)。

以下はガイドさんの受け売り(なので信憑性は保証できません)ですけど、オーストラリアは基本的には労働時間が一週36時間で、これだと2日休んで、その上まだ半日休めます。また、一年に1ヵ月の長期休暇があるので、クリスマスや新年を引っ掛けて長いバカンスを楽しむ人も多いそうです。年金、保険も充実していて、失業保険は2週間に一度の更新さえ怠らなければ、半永久的にもらえます(こんなの、失業保険といえるんですかね?)。つまり、定期的にハローワークにいって、パソコンの前に座って、「仕事を探しているぞ」という意思表示さえすれば、ずっと失業保険がもらえて、生活ができるのです。これも豊な国だからこそ可能なことです。

でもね、不思議なことに、少数ですけど都会にはやっぱり路上生活者がいるんです。厳しい道を進むのが好きなのか、反骨精神旺盛なのか、それともただ単に面倒くさいだけかも・・・。いずれにしてもオーストラリアは恵まれた国には違いありません。ただ自分なんかオーストラリアに生まれていると、仕事に対するモチベーションを維持できずに、失業保険をもらいながら毎日テニスとかゴルフ三昧の生活をしているかも知れません。その点では、否が応でも仕事をせざるを得ない日本の方がいいのかなと思ったりします、というかそう思い込むようにしています(単なる負け惜しみです、すいません)。