#231 練馬区立ふるさと文化館

先日、都内のあるうどん屋さんが移転することになったので、その新店舗を覗いてきました。お店は旧店舗から歩いて僅か20分程度のところですが、今度は練馬区立ふるさと文化館の中です。ふるさと文化館というので、茅葺き屋根の茶店みたいな感じのやつを想像していましたが、実物をみてびっくり仰天、腰が抜けそうになりました。それはなんとでっかい鉄筋コンクリート製で一見、首相官邸みたいなモダンな建物です。

ここでは練馬区が所有する歴史的お値打ち品を展示し、練馬区の歴史や伝統文化、そして自然を学び、更には多目的会議室も兼ね備えた、言ってみれば情報発信型の新しい博物館です。それにしてもこのような立派な建物を目の当たりにし、改めて首都圏と地方との較差を考えざるを得ません。そこで思い立って、弊社のある坂出市と練馬区との財政規模や立地条件を比較してみると次にようになりました。

面積(km2) 予算(億円) 人口 予算/人(万円) 人口密度
東京都
2187.58
62,640.00
12,984,660
48.24
5,936
練馬区
48.16
3,422.57
706,041
48.48
14,660
合計: 96.72万円
香川県
1861.94
4,351.33
998,887
43.56
536
坂出市
92.46
211.21
55,881
37.80
604
合計: 81.36万円

 

気づいたことをかき出してみると:

①東京都および練馬区の予算をそれぞれの人口で割って合計すると、約97万円。つまり練馬区民一人に対する練馬区および東京都からの年間予算の合計は約97万円。
②一方香川県および坂出市で同様の計算をすると、約81万円で両者には16万円の開きがある。
③練馬区と坂出市との人口密度比は約24倍、東京都と香川県では約11倍。

坂出市民と練馬区民との間には、一人当たり年間予算で16万円違うとなると、一人ひとりが享受できるサービスにはかなりの開きがあります。しかし違いは単にそれだけではありません。香川県は日本一小さな県であるにもかかわらず、坂出市と練馬区では人口密度がなんと24倍も違うので、当然インフラ整備の充実度も異なってきます。非常に乱暴な考えではありますが、練馬区に道路1km作るなら、坂出市には少なくとも24kmは作らんとあかんという話になりますが、それは到底無理な話なので、どうしてもインフラ整備は遅れがちになります(その代わり、地方には自然はふんだんにあります)。地方はやっぱりコンパクトシティを目指すべきなのかも知れませんが、この辺りは政治家の皆さんにお任せしたいと思います。

話がえらい脱線してしまいましたが、このように考えると練馬区に立派なふるさと文化館ができても、なんら不思議なことではありません。っで、ここに入ったうどん屋さんも、それは立派な店構えで、これまでとはえらい違いで、名前は同じでも全く違ううどん屋さんになってしまいました。画像をご覧いただければお分かりになると思いますが、うどん屋さんというよりもフランスレストランにしてもいいような感じさえします。但し、うどんだけは以前の武蔵野うどんというか、それ以上に洗練されたものでした。今後ここでの更なるステップアップを祈念しながら、ふるさと文化館を後にしました。

ふるさと文化館の外観

ふるさと文化館の外観

ふるさと文化館の内装

ふるさと文化館の内装

フレンチレストラン、もというどん新店舗

フレンチレストラン、もというどん新店舗

定番メニュー・糧霙うどん

定番メニュー・糧霙うどん

大将と女将さん

大将と女将さん

文化館の夜景

文化館の夜景