#982 生活リズムと趣味から考える、2026年のゆるい目標

自家製うどんつゆのレシピは、イリコ、昆布、かつおで出汁をとり、後は醤油とみりんの同割と料理酒少々。先日、知り合いから本醸造濃口醤油をもらったので、試しに使ってみました。最初は、随分クセのある醤油だなと感じましたが、深い味わいのある高級感たっぷりのうどんつゆに仕上がり驚きました。しかし考えてみれば、醤油は主原料のひとつなので、大きな影響を及ぼすのは当然です。さてイラスト担当者からの新着情報です。
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気がつけば、今年も残すところあと二週間あまり。毎年、年始には「今年はこう過ごしたい」と、ゆるやかな目標を立てるのですが、振り返ると継続できた試しがありません。怠惰と言えばそれまでですが、それも自分の性格。だからこそ来年に向けては、あまり気負わず、今の生活を少しだけ整えることをテーマにしてみようと思います。

まず取り組みたいのが、早寝早起きです。あまりにも定番で、目新しさはありませんが、私にとっては意外と高いハードルです。というのも、5年前に今の職場へ転職して以降、勤務のコアタイムが午後からという環境に甘え、深夜二時三時まで起きている生活が当たり前になってしまいました。通勤ラッシュとは無縁で、片道45分の電車移動も快適なのですが、その代わり、朝日を浴びる生活とは縁がありません。

一方で、たまに早朝から活動すると、一日の時間が長く、充実して感じられることも事実です。精神面や体調の面でも朝日を浴びることが良いと聞きますし、何より超朝型人間である両親と連絡を取るたび、互いの一日の始まりと終わりがすれ違っていることを実感します。予定のない休日は、家でだらだら過ごしてしまう自分を、来年は少しだけ律してみたいと思っています。

もう一つのテーマは、新しい趣味を見つけることです。これも以前からぼんやり意識してはいるものの、「これだ」と思えるものには、まだ出会えていません。趣味が増えれば、日常がもう少し楽しくなりそう、という単純な理由です。めずらしくピアノだけは幼少時からずっと続いていますが、それ以外に胸を張って趣味と言えるものがないのが悩みでもあります。

読書は時折ブームがやって来て、移動時間に集中して読むことがありますが、習慣にはなりません。選んだ本が合わないと、途端に手が止まり、読みかけの本が積み上がっていきます。ギターも同様で、独学ゆえにコードを鳴らすだけで精一杯。上達の実感が薄く、気が向いたときに触る程度になっています。

周囲には、ゲームや映画鑑賞、アート、ライブ、旅行など、多彩な趣味を持つ人が多く、インプットの多さや時間の使い方の上手さに感心させられます。せっかくなら、健康につながるものや、将来的に役に立つ趣味がいいな、と欲張りなことも考えてしまいます。自転車、テニス、ゴルフ、読書、語学、絵画と、充実した日々を過ごしている(ように見える?)両親の姿を見ると、なおさらです。

最近、具体的に興味を持ち始めているのは書道と語学です。書道は久しぶりに筆を取ったことで、静かに集中する時間の心地よさに気づきました。語学は、多言語を自在に操る人の動画を見て、純粋に「楽しそうだな」と感じたのがきっかけです。勉強と構えず、遊びに近い形で続けられたら理想的です。来年は、生活リズムを整えつつ、新しい世界に少しずつ手を伸ばす一年にしたいと思っています。控えめな目標ですが、今の自分にはそれくらいがちょうど良い気がしています。