#970 台湾旅行2025①

先日、肉うどんがウリのうどん店の大将とお話していると、やはり食材価格の値上げの影響は大きいようです。そこは肉だけでも百キロ単位で仕入れているだけに、少しの値上げでも影響は甚大。かといって消費者はちょっとした変更にも敏感なので、トッピングの量を減らすわけにもいかず、難しい判断です。さてイラスト担当者による新着情報をお届けします。

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今年のお盆休みも二年連続となる台湾へ旅行してきました。台湾は、親日であるのに加え、近くて時差ボケもないので、ついついいきたくなります。前回は台中エリアだったので、今回は観光地としてはメジャーな台北・九份(きゅうふん)エリアを二泊三日で楽しんできました。

今年の旅のお供は大学時代の友人A(白川郷にも同行した友人)。成田空港から飛行機で僅か3時間半、今回もあっという間に到着し、まずはホテルのある台北に移動。さすがは首都台北、中心街には高層ビルが立ち並びます。街を歩けばセブンイレブンやファミリーマートなど日系コンビニをはじめ、大衆食堂やタピオカ、フルーツジュースを販売するお店の数々が目に入ります。時刻はすでに夕方、Google マップで「台湾夜市(よいち)」と検索すると大小様々な夜市が表示されます。ちなみに夜市とは、夕方から深夜にかけて営業する屋台や露店が集まる場所のことです(画像参照)。地元の人々の生活の一部であると同時に、台湾旅行の目玉でもあり、台湾の軽食「小吃(シャオチー)」を食べ歩きながら、ファッション、雑貨、ゲーム、民芸品など、地域の文化や食に触れることができるのが大きな魅力です。

私たちのホテルから3駅ほどのところに大きな夜市があることがわかり、そこに照準を定めました。到着するとすでに観光客で埋め尽くされています。そこの夜市はUの字一方通行のため、構造上一度入るとぐるっと回り終わるまでは出てこれない上に、混雑していてなかなか前にも進みません。両サイドにずらっと並んだ屋台のせいか、それとも人々から出る熱気のせいなのか、ここだけ体感温度が5度くらいアップしているように感じます。ごった返す人々の中でかなり苦戦しましたが、旺盛な食欲のお陰で、なんとか小籠包、ジーパイ(大きな鳥の唐揚)、スイカジュース、胡椒餅を堪能することができました。胡椒餅は地元でも有名なお店のようで、胡椒や独特のスパイスがしっかり効いた肉まんに似た美味しいまんじゅうでした。

夜市で食欲を満たした私たちは、コンビニ探検に入りました。コンビニの商品構成は日本とよく似ていますが、やはり土地柄のせいかお茶のラインナップが気持ち多いようです。見慣れないグリーンティーを飲んでみると、なんと甘かった!(昨年に続き2度目の経験)。またコンビニでは今回旅のお供となる「ユーユーカード(画像)」もゲットしました。これは日本のICカード同様、駅でチャージできて電車やバス、コンビニと様々なところで支払いに使えるので、とても便利です。初日はこれにて終了。

2日目はまず昼前に台北駅付近でさくっとランチ。そこから鉄道で30分ほど南西に向かったところにある「鶯歌(おうか)」へ向かいました(右画像)。車中は日本同様、皆さん至って静かで、全く違和感がありませんでした。車窓から見る景色は台北から離れるにつれ、随分と年季の入った集合住宅がひしめき合っていたのが印象的でした。都会と地方の生活水準にはかなりギャップがあるように見えました。鶯歌は、歴史のある古風な街並みです。200年以上の歴史をもつ陶磁器の産地であることから、街の至る所に陶磁器専門店やアトリエがあります。ほしい陶磁器はいくつもあったのですが、荷物になるので代わりにタペストリーを購入。街をうろうろしていると時刻はすでに16時。以下は次回。