#818 暑い夏を乗り切るには

香川県は13日、新たに417名が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。これで香川県での感染者は、累計で5万3509人となり、これは県民18人に1人が感染したことになります。しかし周りを見渡しても皆さん普段どおりの生活をしているし、以前の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されたときのと格差に少し戸惑います。さてイラスト担当者による新着情報をお届けします。

===================
雨が好きな人はあまりいないと思いますが、私も「雨」が苦手です。理由は単純明快で、傘をささないと外出できず移動も面倒、また何をやるにしてもテンションが下がってしまうからです。そんな今年は、なんと観測史上最速の梅雨明け宣言となりました。東京は6月6日の入梅後、僅か20日余りの6月27日には梅雨明け宣言です。よって雨嫌いの私にとっては歓迎すべきできごとではありますが、「ヤッター」と喜んだのも束の間、途端に猛暑日が続く異常な暑さに閉口し、雨が恋しくなってきました。

この猛暑の中、皆さんの暑さ対策はいかがでしょうか。お家でできる暑さ対策といえば、まずエアコン掃除。実は遅ればせながら2年前の夏、初めて業者さんにお願いしてエアコン掃除をしてもらいました。さすがは「餅は餅屋」、新品のように静かになり、しかも断然効きが良くなりました。私のお勧めは、エアコンと扇風機の併用です。温度は少し高めに設定し、扇風機は直接向けずに首振りにして部屋の中を空気が循環できるようにしておくと、一晩中つけたままでも快適に過ごせます。

暑さ対策の食事としては、そうめんや冷やしうどんはもちろんですが、最近は「冷し汁」がマイブームです。もともとは宮崎県の郷土料理だそうですが、だし汁を胡麻と混ぜて、豆腐やきゅうり、好みの薬味をたくさん入れて、最後に氷も入れたらまさに食べる涼。作り方も簡単だし、味を濃いめにすれば、そうめんやうどんのつけ汁としてもOK。冷やしやぶっかけ、ざるうどんに飽きたら夏場、ぜひオリジナルのつけ汁開発を楽しんでみてはいかがでしょうか。

また夜の散歩もなかなか乙なものです。暑くなければ、何時間でも楽しい昼間の散歩ですが、猛暑の中ではさすがに出かける気にはなれません。そこで最近は、夜の散歩に切り替えています。先日は友人の A ちゃんと代々木付近を散策しました。Aちゃんはカフェやグルメが好きな大学時代の友人です。そのAちゃんによると代々木八幡や代々木上原エリアが最近アツいスポットなのだそうです。その付近は大通り沿いから路地裏まで至るところに小さなお店が点在しています。散歩の途中、「本日のプ リン」というメニューに惹かれ、私たち入った夜カフェのお店。注文すると、残り1つしかなく、A ちゃんと仲良くシェアすることになりました。

ところで7月はめん関連の記念日が2つあります。まずは7月2日のうどんの日。これは1980年に本場さぬきうどん協同組合(当時は香川県生麺事業協同組合)が決めました。理由は、讃岐の農家では半夏生(はんげしょう)の頃、田植えや麦刈りが終わった労をねぎらう為に、うどんを打って食べる風習があり、それに因んで「うどんの日」となりました。「うどんの日」が終わると今度は「そうめんの日」。これは全国乾麺協同組合連合会が昭和57年(1972年)に「七夕・そうめんの日」、つまり7月7日の七夕の日を設定しました。醍醐天皇の時代に宮中の儀式・作法等を集大成した法令集「延喜式(927年)」が編纂されました。その「延喜式」によると「そうめん」の原型といわれる「索餅」(さくへい)が、旧暦7月7日の七タの儀式に供え物の一つとして供えられたとあります。そして特に、平安期からは、宮中における七夕の行事に「そうめん」が欠かせない供え物になったようです。「うどんの日」が生活密着型であるのに対し、「そうめんの日」は、なんとロマンチックなことでしょうか。