#710 自粛生活の過ごし方

リモートワーク新型コロナ感染者数が比較的少数で推移していたうどん県も、一昨日4名、そして昨日一気に9名が追加となり、合計19名となりました。他の外食産業同様、首都圏のうどん店は、次々と休業を強いられています。そしてうどん県においては、休日にも拘らず、超有名店に待たずして入店でき、しかもゆったりと食事ができるという前代未聞の異常現象が起きています。さてイラスト担当者による新着情報をお届けいたします。============================

新着情報は何にしようと考えたものの、世間を騒がせているコロナウイルスのせいで、楽しいお知らせは何もなく、こんなところにも余波がきているのかと実感しています。3月以降、あっという間に世界中に蔓延したコロナウイルスは、日本でも猛威を振るい、あらゆる分野での動きが凍りついてしまいました。

とにかく不要不急の外出を控え、密閉、密集、密接を避けることが感染拡大を防ぐ一番の予防策であるので、私の職場も3月下旬からリモートワークとなり、ほとんど自宅を出ることがありません。従来は休日の予定がない時には、自宅に引きこもってもさほど苦ではありませんでしたが、現在は終わりが見えない中、人とも会えず、想定以上にストレスが溜まります。仕事や友人との連絡となると、すぐにSNSや動画になってしまい、常にスマホやパソコンの画面とにらめっこ状態が続き、頭が痛くなります。

バジルと豆苗そんな生活では身体に良くないと、心機一転新しい趣味を始めました。それが家庭菜園(?)とお花です。お花はこれまでも気持ちに余裕がある時は、近くのお花屋さんで購入し生けていましたが、このご時世、雰囲気を明るくしようと、花瓶も新しく新調し、家に迎え入れました。そして花屋さんの店先に、小さなハーブの苗が並んでいるのを発見。ついつい可愛いので、お花と一緒にバジルも購入しました。本当はキッチンで育てようとしましたが、よく見ると葉っぱの裏にはちらほらアブラムシが動いていたので、ベランダへ設置しました。その後の研究によると、アブラムシが湧くのは比較的小さな苗の段階で、毎日霧吹きでスプレーし、雨風に当たると、自然にいなくなることがわかりました。まだ4日目ですが心なしか葉も生き生きし、アブラムシも消滅しつつあります。さらに仲間を増やそうと、スーパーで買った豆苗も、葉の部分は料理に使い、根の部分は水を張った器に入れ、一緒にベランダへ置きました。これからどんどん成長するのか楽しみです。

家庭菜園今回の外出自粛要請に伴い、著名人たちも様々な趣向を凝らし、自粛生活をサポートしてくれます。その一つに、J-POPアーティスト、星野源さんの「うちで踊ろう」プロジェクトがあります。その名の通り、家でいることをテーマとした歌を思いついた星野さんは、ネット上に自身がギター伴奏を弾きながら歌った1分ほどの動画と共に、「これを聴いた皆さんが思い思いの表現を付けてください」とのコメントをネット上にアップしました。すると国内外のアーティストをはじめ多くの人々がこれに反応を示します。楽器や歌、イラスト、動物たちの動画など、様々なものとのコラボレーションがSNS上に広がりました。

「私も参加したい」と友人に伝えたところ、「是非やろう」と二つ返事。その友人は、演奏活動をしている友人(私の面識のない)にも声をかけてくれ、あっという間にバイオリン、クラリネット、ユーフォニアム、キーボード、ボーカルの5人が集まりました。そこから各楽器の編成にアレンジした音源と楽譜を送り、個々が撮った動画を送り返してもらいます。そこから5人の動画を加工し合わせると、やがて一つの動画ができあがりました。会ったことがない人たちと、今回の機会を通して繋がることができた経験は、正にネット時代の産物です。外で演奏会ができない今、アーティストにとってネット環境は新たな活動の場を提供し、無限の可能性を秘めていることを改めて実感しました。不安な日々はまだ続きますが、辛抱強くがんばりましょう。