#694 紅葉狩り@昭和記念公園

先日、裏山にオスプレイが飛来。通常のヘリコプターよりも低音で重厚なプロペラ音でした。これは沖縄の基地負担軽減に伴い、米軍の演習が一部、香川県でも行われることになり、裏山にある自衛隊の演習場にオスプレイがやってきました。てっきり香川県には縁のない話だと思っていただけに、びっくりしました。さてイラスト担当者の新着情報をお届けします。
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寒い日が続き、木の葉が散っていく光景に冬の到来を実感します。貴重な紅葉シーズンを逃すまいと、先日、これまでも何度か登場した大学時代の友人かおるちゃんと、紅葉狩りに行ってきました。場所は都心から電車で30分ほど、立川市にある国営昭和記念公園です。実はこちらの公園、母校の大学から結構近いのですが、私は行ったことがありませんでした。そこは、一日で全貌を把握するのはとても無理な、巨大な公園です。公園内部は、日本庭園や原っぱ、湿地など幾つかテーマに分かれ、どれも楽しめます。今回のお目当ては、紅葉の時期に見ものだという、イチョウ並木で、張り切っていってきました。

ところでなんで昭和記念公園という名前なのかと調べてみると、ここは昭和天皇御在位五十年記念事業の一環として整備されました。この広大な敷地は、立川市と昭島市の両市にまたがる立川基地跡地のうちの180haにあたります。また公園やレクリエーション施設としてだけではなく、大規模な災害が発生した場合は、避難場所としての機能を果たすよう設計されているのです(フムフム)。それにしても、さすが人口1300万人の大東京、色んなところに色んな施設があることを再認識させられました。

駅でかおるちゃんと合流すると、まずはお弁当の調達です。かおるちゃんがリサーチしておいた老舗のお惣菜屋さんで手作りのサンドイッチやおにぎりをみつくろい(ツナサンド、バナナサンド、梅おにぎり、筋子おにぎりをチョイス)、公園に着くや否や、ランチタイムが始まりました。原っぱに座り新鮮な空気の下での食事は、格別に美味しく、お箸もお喋りもどんどん進みました。なんとここで既に3時間が経過、自分ながらよくそれだけお喋りができるものだと呆れました。

しっかり腹ごしらえを済ませた私たちは、その後やっと入園料を払い、いよいよメインのイチョウ並木に到着。そこは辺り一面黄色の世界でした。木によって色の濃淡に差があるのも興味深く、また既に散ってしまった葉が地面に落ちているのも綺麗で、これは日本ならではの光景だとしみじみ感動しました。そういえばイチョウの葉っぱは水分を多く含んでいて、燃えにくいので、その景観だけでなく、防火対策として利用されているという話を思い出しました。

夜になるとライトアップされ、暗闇の中、照らされたイチョウは昼以上に黄色が濃く見え、なんだか重厚感が漂っていました。周囲にはカメラや三脚を持った人が多くいて、みんな寒い中何度もシャッターを切っていました。そういえばかおるちゃんも、最近一眼レフカメラを購入したので、人混みをドンドンかき分け、並木をズンズン進み、写真をバシバシ撮っていました。

一眼レフを買ったのには理由があります。かおるちゃんは、これまで主に結婚式場で照明などの技術屋さんをしていたのですが、最近ではその腕を買われ、動画作成も任されるようになりました。そこで職場でもプライベートでも、綺麗に写真や動画を撮れるデジタル一眼を購入することになったのです。私も借りてみたものの、ボタンが星の数ほどあり、使いこなすにはかなりハードルが高いと感じました。また以前と比べると軽量化されたとはいえ、首からかけるとそれなりに重量感があり、ちょっとプロのカメラマン気分に浸りました。私もかおるちゃんに負けないよう、仕事をせんとあかんなと感じました。