#204 さぬきにある独立リーグのスポーツクラブ

現在、全国各地に独立リーグ(地域リーグ?)があり、そこではたくさんのスポーツクラブがステップアップを目指して頑張っています。

香川県は人口僅か100万人、面積は日本最小ですが、いくつものスポーツクラブがあります。実力もさることながら、特にそのネーミングはいかにも香川ならではのものが多く、ここの紹介させていただきます。

①香川オリーブガイナーズ(野球)

ガイナーズ・サイトの説明を借用すると:
香川オリーブガイナーズのロゴは、香川県の特産品でもあるオリーブと地元の方言「ガイナー」=「強い」、という意味を組み合わせたオリーブ色のロゴになっています。ロゴの形は、口のイメージで歯をくいしばり、がんばる姿を表現。キャラクターは、オリーブの木の精霊をイメージ。太い足は大地にしっかりと踏ん張り、太陽を全身に浴びた若葉を羽織、強さを表現し、頭の新芽が目の役割をはたしています。

蛇足ながら、オリーブは香川県の県花、「がいな」は讃岐弁で「こわい」、「気の強い」、「きつい」といった意味もあります。「がいな奴」といえば、こわい兄ちゃんを指し、「がいな先生におかれた」は「きつい先生に怒られた」となります。

②カマタマーレ讃岐(サッカー)
「カマタマーレ讃岐」は、その名の通り、讃岐うどんの定番「釜玉うどん」と、 海を意味する「マーレ[mare(伊)]」をミックスした造語です。いかにもさぬきうどんの香川県のチームらしくて好感が持てます。 現在J1を目指して奮闘中。

独立リーグのチームの経営状況はどこも厳しく、それを支えるため多くの地元の企業や個人がスポンサーとなっています。普通スポンサーと言えば、○○会社といういうのが一般的ですが、カマタマーレはそれに加えて独特の協賛方式を導入しています。それは「プロジェクトさぬきうどん」といって、さぬきうどんを好きな人、さぬきうどんを応援する企業、そして香川を愛する人々など、不特定多数一般から広く協賛を受け付けます。そしてカマタマーレのユニフォームには大きく「さぬきうどん」の文字が入るというわけです。さぬきうどんを愛するかたは是非、スポンサーになりましょう!!

③高松ファイブアローズ(バスケットボール)
讃岐の屋島(現在の香川県高松市)での源平合戦において、那須与一が船上の扇の的を見事に射抜いたという故事に倣い、チームがこの那須与一の矢=ARROWとなり、スピーディーでエキサイティングな試合展開とゴールを正確に射抜くシュートで勝利に導くこと、そしてチーム、ブースター、地域もコミュニティー、自治体、地元企業の5つの力が一体となることで高松市、香川県全体が盛り上がることを願って命名されました。

④四国エイティーエイトクイーン(Eighty8Queen、バレーボール)
命名はエイティエイツの本拠地 四国の代名詞でもある「八十八箇所」や、「∞∞(無限)」を連想させる「88」の形などにちなんでということです。また、非公式ですが米田一典監督の苗字の「米」が、八・十・八だからとも言われています。リーグ登録名は、四国Eighty8Queen。

⑤香川アイスフェローズ(アイスホッケー)
なんで温暖の地、さぬきでアイスホッケーかと疑問に思われるでしょうが、さぬきにも熱烈なアイスホッケー支持者がいるんです。

みなさん、どうかさぬきの独立チームの応援よろしくお願いします。