夢ブラン(小麦ふすま)

夢ブランは小麦ふすまを利用した新しい製品です。
小麦ふすまとは「小麦の皮の部分」で、従来は専ら牛・豚・鶏といった家畜のエサに利用されていました。その理由は、小麦の皮の部分は人間の胃では消化されないため「食品のカス」と考えられていたからです。また皮の断片が小麦粉に混じると、うどんがくすんだり喉越しが悪くなったり、また食味も麦臭くなったりするため、敬遠されていました。

しかし食物のカスだと思われてきた食物繊維ですが、近年、実は私たちの腸内細菌にとって有用な存在であることがわかってきました。私たちの腸内には、1000種類以上の腸内細菌が住んでいます。その数100兆個以上、重さは1.5kgにもなり、それはお花畑にたとえて腸内フローラと呼ばれ、いつも健康に関わる様々な物質をつくっています。その腸内細菌の食事となるのが食物繊維です。その結果、現在では食物繊維は、糖質、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンの「5大栄養素」に次ぐ「第6の栄養素」と呼ばれるまでになりました。

このように小麦ふすまに代表される食物繊維は、私たちの健康にとって不可欠であるにも拘らず、食味を優先させた結果、摂取量は減少の一途を辿っています。これは小麦だけでなく全ての食材に当てはまります。食品の加工技術が進んだ結果、あらゆる食材は口当たりのソフトな食品に加工されますが、その加工過程で食物繊維は削ぎ落とされてしまいます。厚生労働省は1日20g以上の食物繊維の摂取を推奨していますが、実際は15g程度とかなり不足しているのが実情です。

小麦は人類の歴史の始まりと共に私たちの主食となり、現在も全世界で年間7億t以上と一番多く生産されている穀物です。つまり小麦は全人類的にもまた歴史的にも最も利用されてきた穀物であり、小麦ふすまは、私たちに最も身近なそして最上質の食物繊維です。そこでこの食材として評判の芳しくない小麦ふすまを食品として利用できないか工夫してみました。ポイントは以下の2点です。

①大きくてきれいな小麦ふすまだけを使用
小麦を丸ごと引き込むとどうしても小麦表面に付着しているチリとか埃が混じってしまうために、雑味が強くなります。そこで製粉工程で発生するふすま片のうち、一番大きくてきれいな部分だけを使用しました。結果、雑味をカットしすっきりした味わいに仕上がりました(製法特許第5568335号)。
②焙煎後微粉砕
焙煎することで保存性と風味が向上し、その後微粉砕することで利用用途が広がりました。例えば、お湯に簡単に溶けるのでそのままドリンクとしても召し上がっていただけます。

 

夢ブランは、香川県産小麦「さぬきの夢」を100%使用しました。
大さじ2杯(10g)を摂取することで、私たちが普段不足している食物繊維を、食品として補うことができます。今後共「夢ブラン」をどうかよろしくお願い申し上げます。

 

▼料理等の使用例
  • 大さじ2杯(10g)をそのままお湯に溶かして召し上がりください。
    はちみつを少し加えると一層おいしくなります。ヨーグルトや牛乳にも合います。
  • パン・ビザ・クッキー等に使用する小麦粉の10%程度を目安に置きかえてご使用ください。
  • 手打ちうどんに2~5%程度混ぜていただくと風味が向上します。
  • カレー、炒飯、お好み焼き、餃子など色々な料理にご利用ください。
    雑味をカットし、粉末状になっているので、抵抗なくご使用いただけます。

 

原材料名 小麦ふすま(香川県産)
保存方法 直射日光及び高温多湿を避けて保存
賞味期限 8ヶ月