2014年6月のお知らせ

m201406「雨」が降るたびに、木々が空にむかって「ぐんぐん」と伸びていきます。6月生まれの方の一言が心に残ります。「私、6月生まれだから、緑色のエンドウ豆が大好きなの」。事務所に星野富弘さんの詩画カレンダーを飾っています。今月の詩・・「エンドウ豆です 五人兄弟のまん中です 特技は木登り マメなほうです」。星野さんの詩画カレンダーを見ると、心が穏やかになります。

今年も「ツバメ」が来ました。地面近くから急上昇し、飛んでいきます。ある日、自動車の前を飛んでいる「ツバメ」を見かけました。「あっ!危ない!!自動車とぶつかってしまう!!」と心配するや否や、ツバメは自動車より速く飛び去っていきます。ツバメの飛行速度、ご存知ですか!? 生活する時の飛行速度は約50km/h、天敵の追跡から逃れる時や空中で餌を捕獲する時は、200km/h にも達するそうです。体長は約17cmそして体重は17g。体長の似ている雀(体重25g)と比較するとスリムです。飛行することを重点とした渡り鳥の習性から、高タンパク質の昆虫や幼虫を主食として、脂肪を貯めにくい軽量な体を維持しています。幼い頃、近所のお家を訪ねたときの事です。どっしりとした太い木の梁が家を支え、裸電球の淡いオレンジ色が薄暗い玄関口を、優しく照らしています。人気のない場所から、何か「音」が聞こえてきます。ツバメが家の中で巣を作っていました(当時は、見慣れた光景でした)。

1877年(明治10年)、アメリカ人モース(Morse 1838-1925)は横浜駅から新橋駅に向かう汽車の窓から「大森貝塚」を発見しました。縄文時代後期の貝・動物の骨・土器・石器などの堆積跡で、日本考古学発祥の地とされています。モースが、日本の家屋を見て驚いたことは、「鳥が家の中で巣を作っていること」でした。「鳥が家に来ることは、幸せを運んでくる」と教えられていたからです。建築設計の仕事をしている友人は、「鳥が、軒下などに巣を作るのは、そのお家に安心感を得ているからよ」と言います。

30年ほど前、トルコからの女子学生が「トルコ・コーヒー」をご馳走してくれました。「トルコでは、コーヒーを頂いた後で占いをするのよ!!(楽しそうです)」。粉状に細かく砕かれたコーヒー豆を、ポットの中で沸騰させます。小さなカップに注ぎ、カップに沈殿したコーヒーの粉をよけながら、頂きます。飲み終えると、カップをコーヒー皿に「さかさま」に置きます。カップの底に沈殿した「粉」が模様を描き、占いをします。「うれしい知らせが訪れますよ!」「どうして、わかるの?」「カップに描かれた粉の模様から、鳥の形が読み取れるの。鳥は、幸せをもたらす象徴よ」。楽しい思い出です。

ツバメは、私たちの生活に身近な存在です。たとえば、農業を営む人にとって妨げとなる昆虫を、主食として食べます。もちろん、「ひな」が落とす糞は掃除しなければなりませんが、作物の肥料になります。最近、「都会で見られるツバメが減った」という新聞記事を見かけました。外敵のカラスが増え、ビルの建て替えなどにより巣に適する場所が減ったそうです。金子凱彦(かねこ よしひこ)さんは、東京・銀座界隈でツバメの観察記録を30年間、記しました。金子さんの言葉が印象に残ります。「ツバメは人間を頼ります。ツバメは人間の存在を利用します。優しい心がある人のところへ、ツバメは来ます」。ツバメを見かけると、「今年も元気で、無事に着いたんだ!」と思います。

6月のお休みは、14日(土曜日)そして日曜日です。

朝、小学生が透明の箱を持って、登校しています。「何が、入っとるん?」。細長い「青い」小さな虫が動いています。「これ、モンシロ蝶の幼虫。こっちは大きくなったら、アゲハ蝶になる」。「食べ物は、なに!?」「キャベツ!」。ところどころ、キャベツに穴があいています。今日も一日が始まりました。おからだ、大切になさってください。