2010年8月のお知らせ

「赤いツメのかに」が用心深そうに、石の間から入ったり出たり・・。わ~!やっぱり!!道の真ん中で、「かに」がしかれとる~!(讃岐弁です)。おせんべいみたいに「ぺっしゃんこ」です。

夏休みが始まりました。子どもたちが、出席カードを首にかけ、ラジオ体操に出かけます。

♪ 波を チャプ チャプ チャプ チャプ かきわけて ♪ ( ちゃ~ぷ ちゃ~ぷ )

雲を すい すい すい すい 追いぬいて ♪♪ ( す~い す~い )

小学生の頃、夕方6時頃になると「そわそわ」していました。楽しみにしていた「ひょっこり ひょうたん島」の人形劇が始まるからです。ある日、サンデー先生は子ども達と、ひょうたん島へピクニックに行きます。突然、「ひょうたん火山」が爆発!!ひょうたん島は動き出し、大海をあてもなく漂流し始めます。そこへ、国際警察が飛行機で護送中の殺し屋、「ダンディー」がパラシュートで降りてきます。海賊「トラヒゲ」は筏で大荷物と一緒に流れ着きます。荷物の中のテレビをつけると、追放された大統領がテレビからこぼれ落ちてきました。「みなさ~ん!」といつも大声をあげている「ドン・ガバチョ」です。百科事典を暗記している「ハカセ」、おむすび型の顔の「チャッピ」、看護師を夢見る「プリン」、活発な少年「ダンプ」、ぴーなっつの殻のような形の顔の「テケ」。独立国「ひょうたん島」に、さまざまな人間が集まり、さまざまな場所に流れ着きます。

住人たちが、大冒険と危機を乗り越える物語です。(現在の精巧なアニメーションと異なり)私は人形たちの素朴な表情が大好きでした。作者の「井上ひさし」さんは、ひょうたん島を通して「世の中、こんなもんだよ」というメッセージを、面白く視聴者に伝えたかったそうです。ひょうたん島では民主主義が確立していました。しかし登場人物の「わがまま」により、民主主義は形式的なものになり、社会風刺として表現されました。当時の私は、作者の意図を理解することはできませんでした。ただ、ひょうたん島は「人々と話し合って、問題を解決する事。日常生活において、どういう道徳観念が大切であるか」という事を、ユーモアを交えながら、子どもたちに教えてくれたと思います。

「ときに、本をひもときましょう」という井上さんの新聞記事を読みました。「人間はいつもゼロ歳から始めなければならない。過去の知恵と、悩み解決法を保存しておく本。これは人類の大発明です。戦国時代・ギリシャ・ローマなどの古代から、人類の体験が本に書き留められています。自国や他国の歴史を省み、現在を観察する必要があります。そのために本をひもとく。これが僕の信念です。子どもが本を好きになる工夫を、私たち大人が今、本気で考える必要があります」。子どもの目線の立って、未来を切り拓いた方だと、改めて思いました。ひょうたん島の「人形たちの豊かな個性と声」は、「いろんな人が、いろんな生き方をして、いいんだよ!」というメッセージだったと、いま理解できました。

8月のお休みは 13、14、15、16(お盆休み)、21(土曜)
   27、28(社内旅行)、それと日曜日です。

今年も皆様のご協力を得て、お盆のお休みを頂くことができました。ありがとう ございます。
お盆前の最終発送のご注文の受付は、北海道・東北・南九州・沖縄の方は、8月5日(木曜日)の午前中までに、その他の地域の方は、8月7日(土曜日)の午前中までに頂ければと思います(延着が予想されます。早めにご注文を頂けたらと思います)。久しぶりの雨・・「とんぼ」も楽しそうです。暑い毎日、おからだ 大切になさって下さい。

木下製粉株式会社会社  平成22年8月1日