2009年8月のお知らせ

太陽の日差しが強い毎日。木陰にはいると、音もなく風が吹いてきました。「ほっ・・」とする、ひとときです。
7月22日の明け方、お天気が気になりながら目を覚ましました。小学生の頃、運動会の朝のような心境です(自分ながら、心の中で笑ってしまいました)。日本各地で「日食」が見られるからです。

地球は太陽のまわりを回り、月は地球のまわりを回っています。月が太陽の前を横切って、太陽が隠される現象を「日食」と言います。太陽の直径は、月の約400倍。地球から太陽までの距離は、地球から月までの距離の約400倍。地球から見ると、太陽も月も、ほぼ同じ大きさになります。月によって太陽が全て隠されるのが「皆既日食」。太陽と月が少しずれて、太陽が月により一部分、隠されるのが「部分日食」。午前10時半ごろ曇り空から太陽が、少し顔をのぞき出しました(私はうれしくなりました)。

会社に、溶接をする際に使う特殊な「お面」があります(漫画アニメ、「鉄人28号」に出てくるようなお面)。このお面を使って、太陽を見ました。肉眼では、まぶしくて見えない太陽が、はっきりと見えます(肉眼で、直接太陽を見るのは危険です)。太陽の形が、三日月の形をしています。地上で感じられる太陽の光の色・太陽の光の強さは、普段と同じように感じられました。今回の部分日食では、80%の太陽が隠されたそうです。あとから気づいたことですが、部分日食が観測されていた間、「蝉せみ」の鳴き声が止まっていました。虫たちは「自然の変化」に敏感なのでしょうか・・・不思議です。

1609年、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイは、世界で初めて(発明されたばかりの)望遠鏡を夜空に向けて、宇宙への扉を開きました。ガリレオが初めて望遠鏡で見た天体は、何だったのでしょうか!?ガリレオの著書「星界の報告」の中で「最初に月を見た」と記されているそうです。当時、天空(宇宙)は神の住まう世界であり、神の領域は「球と円」によって構成される完璧なものと考えられていました。しかしながら、ガリレオの見た月は、地球と同じように凹凸で不完全な世界で、驚いたそうです。

神の世界であった天空(宇宙)を、ガリレオは「人間が理解できる世界」に変え、本当の地球の姿を宇宙的視点で捉えるようにしました。今年はガリレオが宇宙への扉を開いてから、ちょうど400年。この節目を記念して、ユネスコ(国連教育科学文化機関)は「世界天文年」と定めました。世界天文年の目的は、「世界中の人々が、一人ひとり空を見上げ、宇宙の中での地球や人間の存在に思いをはせ、自分なりの発見をすること」です。今夜、星空を眺めてみましょう。

8月のお休みは 13・14・15(お盆休み)、22(土曜)、28・29(金、土と社内旅行)
   それと日曜日です。ご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。

今年も皆さまのご協力を得て、お盆のお休みを頂くことができました。ありがとうございます。
北海道・東北・沖縄・南九州の方は、8月6日(木曜日)午前中までに、またその他の地域の方は、8月8日(土曜日)午前中までに、ご注文を頂けますようお願い申しあげます。

朝、ウォーキングしていたとき、「つばめ」たちが、猛スピードで飛んでいました。南半球へ帰る準備をしているのでしょうか。夕暮れの時刻も、早くなりました。暑い毎日、おからだ大切になさってください。

木下製粉株式会社会社  平成20年8月1日