2009年9月のお知らせ

朝の空気が、涼しくなりました。太陽の色も、優しくなってきました。私はこの季節が好きです。何かをやり終えた後の、「ほっ」とした気持ちに、似ているからです。

8月はじめ、高知県の四万十(しまんと)川へ行きました。高知市まで自動車で約1時間30分。高知市から四万十川まで約2時間30分。高知県の西部を流れる四万十川は、本流に大規模なダムが建設されていないことから、「日本最後の清流」と言われています。毎年8月の第1日曜日、「四万十水泳マラソン」が開催されます。「自然と触れあい、四万十の鮎といっしょに泳いでみませんか!」を合言葉に、3.5kmあるいは、5kmを泳ぎます。(友人たちが水泳マラソンに参加しました。)前日、コースの流域を散策。四万十川には、「沈下橋(ちんかばし)」という欄干のない橋が、約50基、架けられています。これは大水のとき、川に沈むように設計され、そして流木が橋の欄干に引っ掛かって、橋が壊れるのを防ぐために、欄干が備え付けられていないのが特徴です。

出発地点の佐田の沈下橋では、子供たちが泳いでいました。「川の水、冷たくない!?」。「ううん・・冷たくない!!」。子どもたちの日焼けした笑顔、きらきら輝いている瞳、屈託のない笑い声・・。子どもたちの表情は、自然と一緒に生活する大切さを、教えてくれました。沈下橋を歩いてみました。少し、足がふるえました。突然、沈下橋の上を、自動車がこちらに走ってきます(ひえ~・・どうしょう!)。自動車は止まらず、走ってきます。みんなは、平気な顔をして橋の両側に寄ります。私は急いで、後戻りしました。川原を歩きながら・・・気づいたことは、「缶・ゴミ」などが、ひとつも捨てられていないことでした。「一人ひとりが、マナーを守る」ことが、行き届いていると感じました。四万十川の川原の「石」は、角がとれて丸くなっています。「川の流れが、速いからだよ」と友人が教えてくれました。

さあ、四万十水泳マラソンのスタートです!。5kmコースに292人(男性229人、女性63人)、3.5kmコースに153人(男性89人、女性64人)、合計445人が参加しました。30歳~49歳までの参加者は197人、50歳からの参加者は203人。最高齢の方は81歳。年齢層の高い人たちが、水泳を楽しんでいることに驚きました。参加者は、バスに乗って上流の出発地点に移動します。私はゴール地点近くの赤鉄橋の下で、友人たちを待ちました。

1時間くらい過ぎたでしょうか・・。参加者がゴール地点に入ってきました。「もう少し・・もう少し・・」と声援が聞こえてきます。友人は、「川の流れに乗りメダカのように、すいすい泳げて楽しかったよ!」っと。5年前に水泳を始めたときは、泳げなかったそうです(信じられない!)。完泳した参加者には、「完泳賞」と刻まれたメダルが贈られます。日々のトレーニングの積み重ねのプレゼントとして贈られたメダル。何にも代えられない大切なメダルです。何か目標を持って行動している人の表情って、素敵だな・・と思いながら四万十川をあとにしました。

9月のお休みは 21(敬老の日)、22(国民の休日)、23(秋分の日)
   26(土曜日)、それと日曜日です。

10年ぶりに、友人が香川を訪ねてくれました。小さかった息子さんは、私の背丈を越えました。讃岐うどんが大好きで、楽しみにしていたそうです。赤とんぼを見ました。ほんとうに、赤い「茜色」です。おからだ、大切になさってください。

木下製粉株式会社会社  平成20年9月1日