2008年9月のお知らせ

「よかった~!!」 思わず心の中で叫んでいました。1時間くらいでしたが、雨が降りました。暑い毎日・・・坂出市の広報車が「早明浦(さめうら)ダムの貯水率が下がっています。給水制限を始めます。みなさん、ご協力をお願いします」と、呼びかけています。

4年ごとに開かれるオリンピックを見ながら、1964年に開かれた東京オリンピックのことを思い出しました。「聖火を見に行こう。高松市に聖火リレーが到着するから・・」。小学生であった私は、父親の運転するバイクの後ろに乗りました。どしゃ降りの雨の日。言葉で言い表わせない「わくわくする気持ち」を覚えています。「ギリシャのアテネから、この聖火は届いたのだ~」と。

近代オリンピックの提唱者、「ピエール・クーベルタン」は、1863年にフランス・パリに生まれました。クーベルタンはフランスの敗戦ムード(普仏戦争、1870年)を打開するために、教育の改革が必要であると考え、視察のために行ったイギリスで、「学生たちが積極的に、かつ紳士的にスポーツに取り組む」姿に感銘を受けました。「服従することを是として、知識を詰め込むことに偏っていたフランスの教育では、青少年は育たない。スポーツを取り入れた教育改革が必要である」と確信しました。1894年パリ万国博覧会の際、クーベルタンは「オリンピック復興計画」を掲げ、1896年、古代オリンピックの故郷「オリンピア」のあるギリシャで開催されることに決まりました。

「オリンピックで重要なことは、勝つことではなくて、参加することである」という有名な言葉。実はクーベルタンが言った言葉ではないそうです。イギリスのセント・ポール寺院の主教が、日曜礼拝のために集まった(対立ムードで険悪になった)選手たちに述べた戒めの言葉だったそうです。「オリンピックの理想は人間を作ること。参加までの過程が大事であり、オリンピックに参加することは人と付き合うこと、すなわち世界平和の意味を含んでいる」と考えていたクーベルタンは、主教の言葉に感動しました。

「人生にとって大切なことは、成功することではなくて、努力すること」。クーベルタンの言葉です。国際オリンピック委員会「ロゲ会長」は、北京オリンピック閉会式で次のように述べました。「今夜、ここに集まった選手たち。スポーツがもたらす融和・調和の力を見せてくれました。選手同士が、お互いを尊重し合う心に、オリンピックの精神は息づいています。それぞれの母国に戻っても、その心を失わないで下さい」。ロゲ会長自身、1968年・1972年・1976年の夏季オリンピックでベルギーの代表としてヨット競技に出場しました。

9月のお休みは 15(敬老の日)、20(土曜日)、23(秋分の日)
   それと日曜日です。

四国4県に「四国アイランド・リーグ」というセミ・プロの野球球団があります。香川県は「オリーブ・ガイナーズ」という名前です。香川県の花「オリーブ」と香川県の方言「がいな」(=強いという意味)の組み合わせです。8月のある日曜日、会社近くの小学校の運動場で「オリーブ・ガイナーズ子ども野球教室」が開かれていました。300人近くの小学生たちが集まっていたでしょうか。整列して、準備体操をしていました。みんな野球ユニ・フォームをきています。紺色のティー・シャツを着た小さな男の子が、列の最後尾に並んでいます。お兄ちゃんたちと野球がしたかったのでしょう。野球に対する「小さな男の子」の情熱が伝わってきました。季節の変わり目です。お体 大切になさってください。

木下製粉株式会社会社  平成20年9月3日