2008年10月のお知らせ

朝のすずしい空気の中で、「赤とんぼ」が飛んでいました。「赤とんぼ」の羽の色って、ほんとうに赤い色・茜(あかね)色です。「ス~イ・・・スイ」。心地よさそうに、楽しそうに秋の空を飛んでいます。

8月末、社内旅行で佐賀県の嬉野(うれしの)温泉に出かけました。朝7時に会社を出発。瀬戸大橋を渡ります。瀬戸内海に浮かぶ島々。見慣れた光景なのに、いつもと違った印象を受けます。社内旅行のせいでしょうか。

山陽自動車道を走りながら、福山市(広島県)で突然の豪雨に遇いました。窓ガラスのワイパーは左右に動いているのに、前方がよく見えません。すべての車は速度を落として、走りはじめました。大型トラックはハザードランプを点滅させながら、ゆっくりと走っています(高速道路では、停車してはいけない事を知りました)。「私は観光案内の仕事に長く就いていますが、仕事中にこのような雨に遇ったのははじめてですよ」とガイドさん。小高い山の斜面から、雨が「川」のように流れてきました。広島市に近づいた頃、雨はやっと小降りになりました。

昼食後、黒井漁協で釣りをしました

昼食後、黒井漁協で釣りをしました

下関インターから日本海に向かって車で30分のところに黒井漁業協同組合があります。日本海の荒潮の中での自然環境に合わせて、無理をせずゆっくりと魚を育てているそうです。例えば6kgサイズの鰤(ぶり)を育てるのに3年間をかけています(通常は2年です)。観光釣堀で釣った魚を、持ち帰ることができます。自分の手で釣った魚に、大きな声が聞こえてきます。「グ~!!」お腹がすいてきました。お昼は黒井漁協のレストランで頂きました。もちろん「お魚料理」です。お刺身・焼き魚・茶碗蒸し・・・(私のお腹は、ご馳走に驚いています)。

門司駅での集合写真

門司駅での集合写真

次の目的地は「門司港」です。旅行前に友人に質問されました。「山口県の下関と福岡県の門司の間は、橋がかかっているの。それともトンネル!?」。「関門トンネルでしょう」と私は言いました。答えは「関門橋と関門トンネル」の両方。関門橋は5年工期を経て1973年に開通しました。関門トンネルの工事は1937年に始まりましたが、太平洋戦争のために中断。1952年に再開し1958年に完成しました。関門トンネルには、新幹線が通る新関門トンネル、在来線が通る関門鉄道トンネル、そして「上が自動車道」で「下が人道」の2重構造なっている関門国道トンネルという3つのトンネルがあります。私たちは、往路はトンネルを、復路は関門橋を通りました。

門司駅構内のうどん屋さん

門司駅構内のうどん屋さん

明治22年(1889年)門司港は開港しました。北九州の工業力と結びついて、大陸貿易の基地(石炭の輸出)としての地位を確立しました。最盛期には1カ月に200隻の外港客船が入港し、国内航路を含めて年間600万人の乗降客がいたそうです。大正3年(1914年)、門司駅新駅舎(現在の駅です)が完成しました。

駅の外観は左右対称である「ネオ・ルネッサンス」様式の木造建築です。駅の構内を歩いてみました。「木のぬくもり」のせいでしょうか・・・。のどかな雰囲気が感じられます。みどりの窓口も、切符の改札口も「木枠」で作られています(時間の流れが、とまったみたいです)。日本海からの風と、瀬戸内海からの風が交じり合って、「荒々しく、ときに穏やかな」風を感じます。不思議な風です。かつて国際貿易港として栄えた当時の古い町並みが残されています。現在の門司港は、「古い町並みと新しい都市機能」を調和させて「門司港レトロ=懐かしくて新しい街」として生まれ変わりました。

10月のお休みは 13日(体育の日)、25日(土曜日)
   それと日曜日です。

秋祭りの季節。秋の実りの季節。お体、大切になさってください。

木下製粉株式会社会社  平成20年10月1日