2008年5月のお知らせ

桜の季節、楽しまれましたか。私たちは例年のごとく、小高い山に位置する四国霊場88カ所81番札所「白峯寺・しろみねじ」の近くで、お花見を楽しみました。ちょうど満開。すこし風が吹くと、花が散りそうな・・・。満開の桜の木の下で、バーベキューを楽しみました。一番人気のメニューはやはり、「釜揚げうどん」です。ゆで上がった「おうどん」を生醤油でいただきます。

久しぶりに栗林公園(りつりんこうえん)を訪ねました。幼稚園・小学校の遠足はいつも栗林公園でした。栗林動物園で象・キリンたちを見て、公園でお弁当。田舎育ちの幼い私にとっては、都会へ行くという「わくわくした」気持ちと「緊張感」に包まれました。栗林公園は約400年前、高松藩主、生駒高俊(たかとし)公が別邸を築いたことに始まりました。その後、松平頼重(よりしげ)公に引き継がれ、100年の歳月を経て1745年に完成した回遊式大名庭園です(6つの池と13の丘、そして15の橋があります)。

松平家は明治維新に至るまでの228年間、ここを下屋敷として住みました。「一歩一景」という言葉通り、変化に富んだ趣きのある情景が見られます。訪れた日は雨降り。雨の景色の中で木々の緑色があざやかです。園内の売店で鯉のえさの「麩(ふ)」を買い求めました。池の中の「鯉たち」の大きいこと・・・知っていますか?!麩を池の中に投げると、鯉たちが集まってきます。鯉たちに圧倒されそうです。

掬月亭(きくげつてい)という茶室で「お抹茶とお菓子」で休憩。四方正面の珍しい構造をもつ数奇屋風書院造りの茶室です(なるほど、どの部屋からも素敵な景色を臨むことができます)。唐時代の詩人・于良史(うりょうし)の一句、「水を掬すれば 月手にあり」から茶室は名づけられました。

そして、もうひとつの魅力は、128枚の雨戸が戸袋の中に収納されるというアイデアです。「パターン、パターン」という音とともに、朝、雨戸が開けられます。障子も取り外すと、部屋の中から外へと、開放された空間が広がります。周囲の景色と茶室が一体化した印象を受けます。室内にいながら、自然の中に座っているようです。畳の部屋から続く「縁側」に座りました。

雨戸が収納されている戸袋をみながら・・・祖母の家を思い出しました(雨風のために痛んでいた雨戸の開け閉めに、苦労していました)。栗林公園は一年中、「花木」を楽しむことができます。この季節、つつじ・かきつばた・睡蓮が咲きはじめます。朝5時30分~18時30分まで開園されています。

5月のお休みは 3、4、5、6(GW))、24日(土曜日)
   それと日曜日です。

4月10日、瀬戸大橋は開通20年を迎えました(1978年10月10日着工、1988年4月10日完成)。20周年記念に「健康ウォーク・ジョギング・マラソン」が行われました。私はウォークに参加しました。車椅子で参加している人・「ず~っ」と海を眺めている人・マラソン選手に声援をおくる人・・・大きな声援が聞こえます。有森侑子(ありもりゆうこ)さんがはずかしそうに笑いながら走って来ました。「スポーツをしている笑顔」って素敵だと思いました。土曜日・祭日の夜、瀬戸大橋はイルミネーションで飾られます。思いがけないプレゼントです。おからだ、大切になさってください。

木下製粉株式会社会社  平成20年5月1日