2005年9月のお知らせ

長い夏休みが終りました。どんな思い出をつくられましたか・・・?

8月中旬、香川県の給水源である高知県の早明浦(さめうら)ダムの貯水率がとうとう「0」パーセントになりました。早明浦ダムは四国のほぼ真ん中に位置します。堤の高さ106メートル、有効貯水量は2億8900万立方メートル(25メートルプールの約72万個分だそうです)で、1977年に完成しました。西日本では1番、全国でも第4位の規模を誇ります。11年前の1994年、今年と同じように早明浦ダムの貯水率が「0」パーセントになるという大渇水の事態に出会いました。高松市内では夕方のわずかな時間しか水が出ないという不便な生活が32日間、続きました。県外に住む知人たちから、「飲料水」が送られてきたことを覚えています。

8月下旬、社内旅行で島根県松江市を訪ねました。岡山県の蒜山(ひるぜん)高原、「自然牧場公園」にてバーベキューの昼食。自然の景色のなかで頂く昼食は、いっそう美味しいです。みんなの表情も自然と和やかになります。ジャージー牛(茶褐色の牛)に近づこうとしましたが、牧場はあまりにも広い。全国の約4分の1に上る2000頭のジャージー牛が放牧されています。ジャージー乳から作られた牛乳・チーズ・プリン・ヨーグルト・ソフトクリーム・・・・など。元気をたくさん頂きました。

松江市に到着。旧日本銀行松江支店の建物を利用してつくられた「カラコロ工房」を訪ねました。「カラコロ工房」って、なにかしら不思議な名前ですね。明治の時代、木橋であった松江大橋を「下駄」をはいて渡ると「カラコロ」と響きます。松江をこよなく愛した小泉八雲が「カラコロ」と響く下駄の音に深くひかれたことから、「カラコロ工房」という名前がつきました。

地下には当時の金庫が公開されています。金庫の分厚い扉。「OHIO,Made in U.S.A.」という文字が扉に刻まれています。「そうか・・・。この金庫ははるばるアメリカから太平洋を越えてきたんだ」と想いをめぐらしました。厚い壁に囲まれているせいか、人々の話し声は消え入りそうです。現在、この地下金庫室はギャラリーとして使われています。1階は、当時お客様を受け付けした窓口がそのまま残っています。窓口は1番・2番・・・と番号がつけられ細かい彫刻がされています。この空間をいかして、カフェ・郷土料理店・木工雑貨店・和菓子などのお店が開かれています。ビーズのアクセサリー作りに時間を過ごす人、和菓子とお抹茶でゆったりとした時間を過ごす人、過ごし方は様々です。

宍道湖(しんじこ)に望む、ルイス・ティファニー庭園美術館を訪ねました。そう、ステンド・グラスで飾られたランプ・飾り窓が紹介されています。この美術館のお話は来月にしましょう。

9月のお休みは 10日(土曜日)、19日(敬老の日)、23日(勤労感謝の日)
   それと日曜日です。

夕陽のオレンジ色が、少しずつ鮮やかになってきました。秋の季節が近づいています。
夜、耳をすますと「すず虫」の鳴き声がきこえます。おからだ大切になさってください。

木下製粉株式会社会社  平成17年9月2日