2019年9月のお知らせ

「お盆のお休み」はゆっくりと過ごされましたでしょうか。ふと、気付きました・・。お盆を過ぎた頃から、「蝉の声」が少し柔らかくなりました。8月23日~9月7日までは、二十四節気の一つ、「処暑(しょしょ)」の季節です。処暑には、「暑さが静まってくる」という意味が含まれているそうです。生き物たちは、温度差を敏感に感じ、鈴虫やコオロギたちは鳴き始めます。トンボは気温が下がり始めると、「雄のトンボ」だけが羽根の色が赤くなり「赤とんぼ」へと姿を変えるそうです。赤とんぼを見ましたよ。

幼い頃、お菓子を買ったとき、薄い茶色の紙袋に入れてくれました。今も紙袋に入れてくれると、気持ちは「ほっこり」としてきます。1930年代半ば、「鋼鉄よりも強く、クモの糸よりも細い」というキャッチ・フレーズで紹介された製品があります。この製品は何でしょう!?答えは「ナイロン」で、「絹」に代わるものとしてパラシュートなどの製品に使われ始めました。紙袋に代わって、ナイロン袋が使われ始めた頃、透明で水にも強い袋だなぁ・・と思いました。私たちの生活は、より安く、安全に、衛生的に、便利になりました。

「プラスチック製品」は飲み物用のストロー・食品の包装容器・レジ袋・食器を包むラップなど、日常生活に多く使われていますが、問題点が一つ、あります。紙や食品などと異なって、微生物や化学処理で簡単に分解できないことです。2018年12月31日の新聞に紹介された記事を紹介しましょう。アフリカ大陸の南西部に位置する国「ケニア」にフラミンゴの生息地として有名な「ナクル湖国立公園」があります。近くに住む写真家、ワキビアさんは使用後の「ポリ袋」が散乱していることに心を痛めます。排水溝が詰まったり、動物や家畜たちが食べ物と間違って食べているからです。

ワキビアさんは13年にわたって、「美しい自然を守る」ための署名活動を行い、「プラスチック禁止」と書かれたカードを街角で出会った通行人に掲げてもらい、撮影してフェイス・ブックに投稿します。その活動がケニア国の環境相の目に留まりました。2017年2月、ケニア政府は重大な決断を発表しました。「ポリ袋」の輸入・製造・使用を禁止し、違反者に対しては最長4年の禁固刑、あるいは約450万円の罰金が課せられます。1950年代から普及した「プラスチック製品」は、現在までの生産量は約80億トン。そのうち約60億トンが「ごみ」として廃棄され、リサイクル率はわずか9%だそうです。

ちなみに、一人当たりの「使い捨てプラスチックの廃棄量」は、アメリカが第1位、日本は第2位だそうです。2019年6月8日付けの「プラスチックごみ 殺到 輸入拒否」という新聞記事は衝撃でした。アメリカ・カナダ・日本などから「プラスチックごみ」が、不法に東南アジア諸国に輸入されているという記事でした。「ごみ」は汚れすぎて、リサイクルできる状態ではなく、輸出国へ強制的に返却されているそうです。ケニアの首都、ナイロビでは、「布製の袋」を持って買い物をすることが「普通」になってきました。ケニアの「ごみ集積場」に立つ「ワキビアさん」の冷静な眼差しは、強い意志を物語っています。私自身、「布製バッグ」を持って買い物をすることを心がけています。

9月7日(土曜日)と9月16日(敬老の日)・23日(秋分の日)そして日曜日です。

水泳をしている小学3年生の小さな女の子との会話です。「高知県へ、水泳の四国大会に行きます」。「競技は、ようい どん !で始まるの?」。「ちがう・・テイク ア マーク」、「そして、ビッ という音がなる」。私の頭は「テイク ア マーク??〇△□??」と聞いて混乱してきました(笑い)。2017年から国際試合に合わせるために”Take Your Marks”と決められたそうです。おからだ 大切になさって下さい。