2009年10月のお知らせ

久しぶりに雨が降りました。でも、ほんの少し・・土の表面が湿った程度です。道路から暖かい空気が流れてきます。地中にたくわえられていた真夏の太陽のパワーが、吹き出てきた感じです。

8月下旬、社内旅行で九州・阿蘇へ行きました。朝7時、会社を出発。バスが走り出しました。「あっ~あ~、ちょっと待って下さい」と、ガイドさんにお願いしています。「忘れ物ですか!?」。Sさんは会社に行き、恥ずかしそうな顔をしてバスに帰ってきました。会社の玄関で飼っている「メダカたち」に餌を与えるのを忘れたらしいのです。優しいSさんです。

愛媛県松山市・八幡浜市を過ぎ、伊方町に着きました。四国の西部、細長い佐田岬半島(長さ約50km)に位置します。太平洋から吹く風と、瀬戸内海から吹く風が、混じります。荒々しいような、ときには穏やかな風に感じます。昭和44年、四国で最初の原子力発電所建設が計画され、昭和52年、伊方1号機が運転を始めました。ガイドさんは、「四国電力会社と、伊方の人々との固い信頼関係が確立して初めて、この計画が実行されました」と何度も説明されていました。環境への影響・安全性の考え方・漁業補償・町の方針などが、説明されたそうです。昭和57年に第2号機、平成6年に第3号機が運転開始されました。四国地方の40%の電力が、この伊方原子力発電所から供給されています。

佐田岬を西に向かって、「メロディー・ライン」(国道197号線)と呼ばれる道路を進んでいくと、おおらかな光景に出会いました。白い大きな風車が、並んでいます。風車の柱にあたるタワーの高さは68m。その上についている3枚の羽根(プロペラ部分)の長さの部分を加えると98mになります。(30階建てのマンションに相当する高さです)風力発電施設のための風車です。空気を汚さないエネルギーとして、平成15年から運転を始めました。ゆっくり、ゆっくり・・と白い風車の羽根が回っています。動いているのかしら・・と思うくらい、ゆっくりと動いています。でも、風車の近くでは、「ぐわん、ぐわん」と、大変おおきな音を立てているそうです。伊方では、60基の風力発電の風車が設置されています。

最近、「エネルギーと環境の両立」という観点から、風力発電が注目されています。風力発電は、人類に必要な電力量を十分に賄える資源量があると言われています。アメリカ・ヨーロッパでは、風力発電の割合が20%~30%を占める地域があります。毎年、「地球白書」を発行しているワールド・ウオッチ(世界観察)研究所は、「日本はもっと、自然エネルギーをとりいれるべきだ。電力の需要と供給の変動を、新しい技術で調整しましょう」と提言しています(例えば、将来、電力需要が多いときには、充電されたハイブリッド車から、電気を送ることが可能になります)。天然資源が乏しい日本は、平成22年に風力発電の割合3%を目標にしています。毎日の生活の中で、当然のように使っている電気。「環境とエネルギーのより良い関係」を考えることが大切だと、改めて思いました。

佐田岬の西の端、三崎港に着きました。太陽の光はまぶしく、吹く風は強い。みんなで岸壁に立って、フェリーが着くのを待ちました。打ち寄せる波を見たり、遠くの船を見たり・・・。海の景色は、いつのまにか私たちを、子どもの頃に戻してくれるようです。

10月のお休みは 12日(体育の日)、24日(土曜日)
   それと日曜日です。

夕方6時を過ぎると、夕闇につつまれます。夜空に、お月さまが微笑んでいます。阿蘇では、天体望遠鏡で、「月」を観察しました。このお話は来月させていただきます。季節の変わりめです。お体、大切になさってください。

木下製粉株式会社会社  平成21年10月1日