2025年8月のお知らせ

7月上旬、「蝉」が鳴きはじめました。夏の暑さに負けないで、力いっぱい鳴いています。すごいエネルギーです。「地面で仰向けになっている蝉」を見かけたことがありませんか?私は「暑さに、ダウンしたのかなぁ・・」と思っていました(笑)。蝉の背中は重いので、自分の力で起き上がれないそうです。「もし『仰向けなっている蝉』を見かけたら、そ~っと木々の枝に戻して下さいね」とのメッセージです。

北海道・函館を訪ねた友人から「トラピスト・クッキー」と書かれたお菓子を頂きました。長方形のクッキーの中に「TRAPPIST」と書かれています。しばらくお菓子を眺めながら、想いを馳せます。北海道新幹線の終着駅・新函館北斗駅近くにある、カトリック修道会の一つ、「トラピスト修道院」にてこのお菓子は製造されているそうです。

幕末の嘉永6年(1853年)、アメリカの東インド艦隊司令長官ペリーが、神奈川県の浦賀に来航しました(「黒船来航」です)。1854年、日米和親条約が結ばれ、「函館」は早くから外国の文化を受け入れました。明治29年(1896年)トラピスト修道院は、フランスから来日した修道士たちにより津軽海峡を見渡す高台に創立されました。牧場管理人としての経験を持つジョアン修道士は原野を開拓し、「道南」地域に早くから「酪農技術」を導入しました。明治36年(1903年)、タルシス修道士はオランダへ赴き「ホルスタイン5頭」を購入しました。牛たちは、シベリア鉄道に乗って北海道にやってきました。「トラピスト修道院へ外国の牛を見に行く」と、村人たちが牛舎を訪ねてきたそうです。修道士たちはヨーロッパの酪農知識を人々に伝えました。

「北海道内で乳製品工場の『建設ラッシュ』が始まった」と新聞で報じられていました。北海道内では、牛1頭当たりの牧草地が広く、地球温暖化も考慮に入れ、生乳(せいにゅう)の安定供給を目標とした計画だそうです。牛乳を頂きながら、「シベリア鉄道に乗って、ユーラシア大陸を横断している5頭のホルスタイン」を想像しました。

8月のお休みは、11日(山の日)・13日・14日・15日(お盆)・23日(土曜日)30日(土曜日)そして、日曜日です。

友人は、6月29日開催の「函館マラソン」に参加しました。無事、完走(安心しました)。「教会を訪ね、心が洗われるような気持になりました」と、ラインが届きました。たくさんの素敵な経験に出会ったようです。おからだ 大切になさって下さい。

         令和7年8月1日
木下製粉株式会社