2023年1月のお知らせ

新しい「🐇の年」を迎えました。「穏やかな時」が流れてゆく一年でありますように・・。週末、NHKラジオR1の番組「地球ラジオ」を聴くことを楽しみにしています。世界中の人々が、各地で行われる出来事を紹介する番組です。私は、子供たちの作文が読まれる、「地球キッズ便り」が好きです。12月24日は、ドイツの中西部にある、デュッセルドルフ日本人補習校に学ぶ、小学6年生の「サンポーはやと」君が作文を読みました。題名は「父から おそわる かべの向こう側の世界」。

ある日、お母さまが「Good  Bye レーニン という映画を観たことがある?」と、はやと君に尋ねます。お母さまは、「父親の生まれ育った街について知ってほしい」と思ったからです。はやと君のお母さまは日本人、お父さまはドイツ人。2003年に公開された映画は、「ベルリンの壁の崩壊(1989)前後のドイツの人々の生活を描写した」物語です。主人公アレックスの母親は8カ月という長い昏睡状態の間に、ベルリンの壁の崩壊、そして東西ドイツの統一も差し迫っていました。アレックスは、母親に精神的な負担をかけないように、「社会の劇的な変化」を隠そうとします。

はやと君は東ドイツで生まれ育った父親に、「ベルリンの壁の崩壊のとき、どのように感じ、どのように行動したの?」と質問しました。学校の寮で「壁の崩壊」のニュースを聞き、2日後には友人と西ドイツに行きました。当時、東ドイツの人々は、西ドイツを訪ねる人々全員に、「100ドイツ マルク」が支給されました。お父さんは、ゲーム・ショップに行きました。東ドイツの社会生活は著しく変化し、地味な色彩だった街は、色彩に富んだ街に変わりました。たとえば、西ドイツで販売されていた商品が店頭に並び、(私たちが見慣れている)コカ・コーラの巨大広告が現れました。

あるテレビの映像を思い出しました。1987年、イギリスのロック歌手、デヴィッド・ボウイは西ドイツの旧国会議事堂前で野外ライブを開きました。その場所はベルリンの壁のすぐ隣にあり、ボウイは巨大スピーカーを壁の反対側(東ドイツ)に向けて演奏しました。演奏の音楽だけが聞こえる壁に向かって、5000人もの東ドイツの若者たちが集まっていました。

2005年から16年間、ドイツ連邦共和国の首相を務めてきたメルケル元首相は、1954年西ドイツのハンブルグにて生まれました。プロテスタントの牧師であるお父さまの赴任に伴い、生後、数週間で東ドイツに移住し36年間を東ドイツで過ごします。2019年のハーバード大学の卒業式に招かれたメルケル元首相は、東ドイツでの経験に基づいたスピーチを語りました。「困難な問題に直面するとき、私は他の人々の視点に立って世界を理解しようと心がけます。他の人々の歴史・伝統・宗教や価値観を尊敬するならば、良い答えを見つけることを学びました」。メルケル元首相が東ドイツで幼少期や青年期を過ごされたことは驚きでした。はやと君は作文の終わりに、「ベルリンの壁の崩壊は、東ドイツが自由を得たことを学び、自分の歴史を振り返る機会を与えてくれました」と書き添えています。

1月のお休みは、元旦・2日・3日・9日(成人の日)・21日(土曜日)そして日曜日です。

12月25日の夕方、友人の携帯から写真が送られて来ました。🌈虹が 見えるよ」って。新しい年が「穏やかな日々」でありますように・・。おからだ、大切になさって下さい。