2020年2月のお知らせ

封書で頂いたご注文に不明な点があったので、問合せしようとしましたが電話番号の記載がありません。そこでやむを得ず封書でお尋ねしたところ、再び封書で返事が届きました。「私は、耳も遠く(96歳)良く物忘れなどで失敗します」と書かれ、注文内容が書かれていました。書かれている「字」はわかり易く、堂々としていて、優しいお人柄が伝わってきます。思わず「素晴らしい!!」と心の中で叫んでいました。

日曜日の朝、NHKラジオ第一放送から、「子ども科学電話相談」という番組が放送されています。アナウンサーの方の「うちゅうじんは、わるものなの? やさしいの?」「どうして パンツをはかなくてはいけないの?」というナレーションから始まり、電話で「子どもと回答者である専門分野の先生」が話しながら番組は進められます。質問内容は「動物と恐竜」「植物と鳥」「「心と体」「天文と宇宙」「昆虫」「乗り物」と多方面に及びます。年末の特集番組の「心と体」の分野は興味深いものでした。

小学校1年生の「まつどさき」ちゃんは、「人は なぜ、何故って思うのですか!?」と質問します。進行役の山田敦子アナウンサーは、「さきちゃんは、どうして、この質問を思いついたのですか!?」。「おにいちゃんが、いつも、何故?なぜ?って、たくさん、質問をしているからです・・」。

大学で哲学を教えられている、野矢茂樹先生が答えます。「さきちゃん、こんにちは ♡ なぜって、不思議に思う気持ちは大切で、大人よりも子どものほうが不思議に感じる気持ちがたくさん、あるからなの。たくさん不思議なことを感じて、新鮮に思ってくださいね」。「はい、わかりました」とさきちゃんが答えます。

野矢先生の話は続きます。大人になると、「何故?」という質問はしなくなります。なぜならば、「大人は当たり前である事柄だけに、考えが優先してしまうから」です。同時に、理解できるものだけに注意を注ぎ、それ以外のものには関心を示さない傾向にあるそうです。フランスの作家、サン・テグジュペリの「星の王子さま」に書かれている、「大切なことは、目に見えないんだよ!」という文章を思い出しました。

6年生の少年の「びんぼうゆすりをするのは、何故ですか!?」との質問に、山田アナウンサーは「どんな時に、びんぼうゆすりをしますか?」と話しかけます。「テストを受けているときとか・・」。スポーツや健康に関する心理学を専門とする荒木香織先生は「良い結果を求めようとするとき、無意識に自分の脳みそを良く働かそうとしているからですよ。びんぼうゆすりは良いことですよ!」と励まします。

「お父さんも、びんぼうゆすりします」。「お父さんも頑張っている証拠です」との答えに、みんなの笑いで包まれました。荒木先生は2015年のラグビー🏉男子日本代表のメンタル・コーチを務めました。番組を聴く度に、子どもたちの感性の豊かさに驚きます。ラジオ番組「子ども科学電話相談」は、今年36年目を迎えます。

2月のお休みは2月11日(建国記念日)・15日(土曜日)・24日(天皇誕生日の振替休日)そして日曜日です。

香川県の西部の三豊(みとよ)市に「紫雲(しうん)出山(でやま)」という桜の名所があります。アメリカの全国新聞、ニューヨーク・タイムズ(The New York Times) にて「2019年、(世界中で)訪れるべき旅行先52カ所」のひとつとして紹介されました。「瀬戸内の島々と桜の花」の調和が評価されました。時間の流れとともに素敵な情景をのぞかせる「父母(ちちぶ)ケ浜(はま)」も、注目されています。友人の旦那さまが、「2020年東京オリンピックの聖火リレーのランナーに選ばれた」という嬉しい知らせを受けました。三豊市の「父母ケ浜」を200m走ります。本番に向けて練習しているそうです(笑い)。おからだ、大切になさって下さい。