2018年8月のお知らせ

m201808暑い毎日が続きます。お元気に過ごされていますでしょうか。今夜は、「微笑ましい」光景に出会いました。信号待ちをしていると、小さな「ワン君」とウォーキングされている方を見かけました。ヘッド・ランプを装着している(あるじ)に導かれて、ワン君も何か「きらきら✨」と輝いています。ペット専用の「お散歩ライト・ペンダント」のようです。ワン君のおかげで、一日の疲れは何処かへ消えていきました。

友人から届いた2018年のカレンダーは、小豆しょうどしまの風景が紹介されています。高松港からフェリーで北東へ1時間の瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、人口は約2万8000人。温暖な気候に恵まれ、日本国内で初めて「オリーブ」の栽培が始まり、「手延べ素麺」「醤油」「佃煮」の生産が盛んです。「手延べ素麺の作り方」をご存知ですか?小麦粉・塩・お水を混ぜます(ここまでは、うどんの作り方と同じです)。うどんは、「だんご」状の麺生地を座布団のように薄く伸ばして、包丁で麺を切ります。手延べ素麺は、ロープ状の麺生地を作り、左右に引っ張りながら細くして、お素麺を作ります。包丁を使わないので、「つるっ」とした食感です。冬の冷たい空気の中で、お素麺を「竿さお」に吊るして乾燥させます。

小説「二十四の瞳」は1952年(昭和27年)に発表され、2年後に木下きのしたけいすけ監督により映画化されました。小豆島の小さな村を舞台に、女学校を卒業して赴任したばかりの女性教師、大石先生と1年生12人の子供たちとの「心」のふれあいを綴った作品です。映画の中では、高峰たかみね秀子ひでこさんが大石先生を演じ、「おなご先生(讃岐弁です)」と慕われ、「小豆島」の名前は全国に広まりました。作者の「つぼさかえ」は1899年(明治32年)、小豆島で生まれました。学校図書館での書物に影響を受け、児童文学の領域で活躍されました。

「二十四の瞳」のあらすじを読み返すと、「反戦」を主題にした物語であることに、改めて驚きます。香川県内の小学生・中学生・高校生のために、文学への向上を目的とした「壺井栄賞」が設けられています。第46回(2018年)、壺井栄賞に選ばれた作品は土庄とのしょう町立土庄とのしょう中学校1年生、木場きばさんの「わたしのパワフルばあちゃん」です。朝早くから手延べ素麺を作るおばあさんの姿を作品に書きました。作品を少し、紹介しましょう。

「おばあちゃんは元気いっぱいの七十八歳です。・・若いときからずっと四時ぐらいに起きて仕事をしています。どんなに寒くても、毎日休まずに、しごとをしていました。冬は、水が冷たいのでたいへんです。・・・土曜日のわたしは、ちょっとしたヘルパーさんです。・・・おばあちゃんのせなかにやいとをすえてあげます」。

「やいと」とは「お灸」のことで、由衣さんはおばあさんの背中に「やいと」をしながら、いろいろなお話をします。ある時、調子にのって50個のお灸をすえて、おばあさんの背中は「山の噴火状態」のようだったそうです(笑い・・)。お灸の後は、おばあさんの大好きなクランチ・アイスを一緒に食べます。足の手術の後、リハビリに励んでいるおばあさんの姿を見て、「やっぱり私のおばあちゃんはかっこいい」と作品を締めくくっています。由衣さん、素敵な作品をありがとうございます。心が「ほのぼの」としてきました。

8月のお休みは、4日(土曜日)・11日(山の日)・13日・14日・15日(お盆休み)・24日(金曜日)25日(土曜日)は社内旅行、そして日曜日です。

同僚が、「近所で、コウノトリを見かけた」と写真を見せてくれました。足に結ばれた「印」によると徳島県で、自然に生育されている「コウノトリ」のようです。暑い日が続きます。おからだ、大切になさって下さい。