2018年2月のお知らせ

m2018021月5日、仕事始め。お客様が小麦粉⦅さぬきの夢⦆と⦅さくら⦆を買いに来られました。「お正月に、孫たちにうどんを打ったんやけれど、なくなってしもうて・・」「じいちゃんの作る、うどんがおいしい・・と言うてくれるんやぁ」と、微笑みながら話してくれました。

暮れに、県外のお客様から「うれしいお便り」と同時に「励まされるお便り」を頂きました。東京にお住いのK様からのお葉書です。「今回、初めて⦅さぬきの夢⦆⦅すずらん⦆のうどん粉を注文させて頂きました。初の手打ちうどんに挑戦!! 3歳の息子に試食してもらうと、「パパ、おいしいよ!」とうれしそうな顔。僕は将来、自分のうどん屋を開きたいと思っています。始まったばかりの僕の「さぬきの夢」。木下製粉の皆さんに応援して頂いたような嬉しい気持ちになりました」。お葉書を読みながら、弊社の製品が、お客様の将来への夢の「きっかけ」になられたかと思うと嬉しくなり、気持ちに余裕のなかった私の心は明るくなりました。

石川県にお住いのS様からのお葉書です。「3年前に主人が余命1年と宣告され、食事療法のひとつとして全粒粉を使ったパン作りのために注文したのが、最初でした。手術を断り、食事療法と代替医療を一心不乱に続けました。お陰様で病気は消え去り、主人は元気に毎日を過ごしております」。何気なく、時間が過ぎていく日常生活の中で、食事の大切さを、改めて教えて頂いたお葉書でした。「品質は最上の営業」という社長の方針のもとに、お客様が安心して召し上がることのできる製品作りの気持ちを、改めて強くしました。

栃木県で「うどん屋」さんを営まれている「ぐう手」様からのメッセージです。「先日、ラジオを聞いていたら宇高連絡船のデッキで食べた、ほの温かいさぬきうどんがおいしかった・・との放送がありました。いろいろなことを考えさせられました。栃木で温もりうどんを目指しています」。実は偶然にも、私も同じラジオ番組を聞いていたと思います。アナウンサーの方とリスナーの方が直接、電話で話され、各地の出来事を伝えます。その日は、高松市在住のリスナーの方が、宇高連絡船のデッキで、潮風を感じながら、讃岐うどんを食べた思い出を語られました。

高松市と岡山県宇野市を結ぶ宇高(うこう)連絡船(れんらくせん)は1910年、開通しました。連絡船からの接続列車の座席を確保するために、船から降りるや否や、乗客の方たちが競って走る光景は印象的でした。学生時代を東京で過ごした私は、宇野へ向かう連絡船の中ではいつも「遠く、離れたところに行く」という想いに駆られました。1969年、展望デッキでの「讃岐うどん」の販売が始まりました。安全上の理由から、船上ではおうどんを茹でることはできず、すでに茹で上げられたうどん麺がだされ、(時間の経過のために)コシがすこし失われたうどんでした。

それでも、私たち「讃岐っこ」にとっては、連絡船のデッキでうどんを食べると、「やっと、讃岐にもどってきたんや」と安堵と懐かしい気持ちに包まれました。海上のかもめ達もうどんが大好物で、うどんの切れ端を投げると、キャッチしたそうです。何処で、何を想いながら食事をしたかという話は、いつまでも心に残ります。今年の4月、瀬戸大橋は開通して30年の記念の年になります。祝日と毎週末、瀬戸大橋はイルミネーションが点灯されます。きれいですよ。

2月のお休みは、12日(建国記念日の振り替え)・17日(土曜日)そして日曜日です。

社内の新年会にて、製粉部(小麦粉製造)のUさんのお姉さんが、フルートのコンサートを開くことを知りました。4人のフルート演奏者のグループ名は「うどん フルート カルテット」。当日は抽選によるプレゼントもあり、私、幸運にも頂きました。「恐るべき讃岐うどん」の麺とSUICA(スイカ)(JR東日本のICカード)の容器に入ったチョコレートです。東京での限定販売だそうです(笑い・・)寒い日が続きます。おからだ、大切になさって下さい。