新着情報#402 オリーブ牛x「さぬきの夢」=オリーブ牛肉うどん

f402香川県小豆島(しょうどしま)は、「日本オリーブ栽培発祥の地」であると同時に、現在も日本一のオリーブ産地です。小豆島は古くは映画「二十四の瞳」(恥ずかしながら観ていません)、また最近では瀬戸内芸術祭の会場にもなったので、ご存知の方も多いと思います。そして今回のテーマに関連しますが、このオリーブを食べて大きくなった牛をオリーブ牛、そのお肉をオリーブ牛肉、そしてそのオリーブ牛肉を使用したさぬきうどんを、オリーブ牛肉うどんと言います。

恥を偲んで申しますが、オリーブ牛というのは、「オリーブの葉っぱでも食べて大きくなったんかな?」と思いきや、そうではありませんでした。実は、オリーブオイル搾油後の、搾りかすがエサになるわけですが、そのままでは牛は食べてくれません。それを乾燥させることにより、オリーブの糖分がカラメル風の香りを生み、そこで初めて牛のエサとなります。またオリーブ牛といっても、オリーブばっかり食べさせるわけではなく、出荷2ヶ月前から毎日200g以上ずつ与え、そうやって飼育した中から、一部の選ばれた良質の牛が、晴れて「小豆島オリーブ牛」となるそうです。

オリーブ牛の特長は、肉質が柔らかく、脂身部分に甘みがあり、しかもあっさりとしてしつこくなく、正に三拍子揃った理想的な牛肉です。つまりオリーブ牛は「讃岐牛・オリーブ牛振興会」が自信を持ってすすめる一品で、その品質については香川県もお墨付きを与えています。オリーブ牛の素材を生かすオススメレシピは、「ステーキ」や「牛スジ煮込み」だそうですが、今回はさぬきうどんに白羽の矢が立ちました。讃岐牛・オリーブ牛振興会が、香川県製粉製麺協同組合に対して、オリーブ牛肉を使ったさぬきうどんメニューを開発しませんか、とのお誘いがかかったのです。

その申し出を快く受けたさぬきうどん業界は、2013年11月6日、「さぬきの夢こだわり店」を中心としたさぬきうどん実力店12店が高松サンポートに集結し、各店が自信のオリーブ牛を使った肉うどんの創作メニュー発表会を催しました。つきたての餅が入ったあんかけうどん、すき焼き風うどん、チリトマトうどんなどなど各店が知恵を絞ったオリーブ牛肉うどんが勢ぞろいしました。私もひと通り味見させていただきましたが、どれも素晴らしい出来栄えで、このうどんとオリーブ牛による相乗効果で、今後さぬきうどんも讃岐オリーブ牛も更なる発展が期待されます。

試食会に来られた一般の皆さんの反応は大変好評でした。オリーブ牛の甘味や柔らかさを高く評価し、また「うどんとの相性もばっちり」との声も聞かれました。今回参加した12店舗のうどん店のメニューは、これから2014年3月31日まで、いつでも夫々の店舗にいけば楽しむことができます。ただ懸念材料としては、これらの価格が780円~1500円と、さぬきうどんとしてはやや割高な価格設定になっていることです。各店舗はどこも出精値引きをしているのですが、何しろオリーブ牛そのものが高値であるために、やむを得ません。

ここからは個人的な感想というか好みになります。うどんは、ごはんと同じ主食としての位置づけになりますので、様々な味付けや調理方法に合うと思います。ただお肉の味付けを濃くしてしまうと、うどん本来の小麦の風味が隠れてしまい少しもったいない気がします。よって味付けはできれば、あっさり仕上げた方がオリーブ牛の味も、小麦粉の味も引き立つと思います。つまり個人的には、昔の鍋焼きうどんのように、鍋の蓋をあけると、スライスされたオリーブ牛が2,3枚載っているのが好みです。またこうすれば価格も抑えられます。うどんの風味、オリーブ牛の旨み、そして価格もクリアーと、三拍子揃ったオリーブ牛肉鍋焼きうどんを、是非各店のメニューに加えてほしいところです。

f402_2