#445 げんまい君誕生から12年を迎えて

f445イラスト担当者による新着情報をおとどけします。弊社ウェブサイトではいくつかのキャラクターが登場しますが、一番古いのは12年前に登場した「げんまい君」です。げんまい君は、当時玄米うどんの発売に合わせて登場したキャラクターです。玄米うどんはまだ定番商品としてがんばっていますが、このげんまい君の影響も大きいのかも知れません。

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私事ですが、先月めでたくまた一つ歳をとってしまいました。誰でもそうですが、子供の頃は誕生日といえば一年の中で最も大きなイベントでしたが、年々その興奮は薄れます。大人になった現在では、「もうこれ以上誕生日を迎えたくない」というのが本音です…(まだまだこんなことを言うのは早いでしょうか)。

誕生日といえば、ふと「げんまい君の誕生日っていつだろう?」なんて疑問に思いました。私がイラスト担当になってから10年以上になりますが、これまではキャラクターたちの誕生日など全く気にすることがありませんでした。しかし改めて思い返すと、げんまい君もデビュー以来10歳以上、歳をとっていることになり、その節目を祝ってあげるのをすっかり忘れてしまったことに対し、少し申し訳ない気持ちです。

そして改めてデビュー当時のげんまい君と現在の姿を比べると、成長(?)というか、姿が激変しています。当初は玄米の籾殻を表す縦線が目立っているので顔が少し怖いし、全体的にも荒削りというか、はっきり言ってかなり稚拙ですが、10年以上を経た現在では、線も柔らかく全体的にマイルドな印象になってきたように感じます。ただ毎回登場するげんまい君は、どれもこれも似たようなげんまい君ではありますが、担当者本人としてはそれなりに苦戦しています。

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げんまい君は、一見全てのパーツが単純なのですが、逆に単純な故に難しいところがあるのかも知れません。実際、描いていると黒目の大きさや目の位置、輪郭(顔の形)の微妙な違いで、印象が大きく変わってしまいます。少し線が膨らんだだけで、すごく太って見えたり、目の位置がずれるとぼけた表情になったりと、一応気は使っているのです。すごく良い表情に仕上がった時は、我ながら思わず「やった!今日の可愛い!」と内心ガッツポーズです。

しかし、私が担当するのはボールペンで原画を描きパソコンに取り込むだけで、それ以降の作業は、大須賀さんというデザイン担当の方にお願いしています。イラストの印象を大きく左右する「着色作業」は、とても重要で、大須賀さんの着色は全体的に色味が優しく、光の加減やグラデーションが素敵です。殺風景に見える原画も(本人のずぼらな性格が大きく影響しています)、見事な着色効果で立体的に、また生き生きとしたげんまい君に変身させてくれます。面と向かってお話しする機会は滅多にないのですが、本当に毎度感謝でいっぱいです。

お客様から届くハガキのメッセージ欄にも、時々げんまい君を始めとするキャラクターが描かれていることがあります。正直、「私より上手い…」と思い焦ることもあります。また「いつもイラスト楽しみにしています」というコメントをいただくと、本当にありがたく嬉しい気持ちで一杯です。そんなこんなで刺激を受けながら、また励まされながら、今後もイラストをしっかり描いていこうと思います。またいつか新製品と一緒に新しいキャラクターが登場することもあると思います。これからもどうかよろしくお願いいたします。