#634 ギター日記②

「そばうどん知恵袋111題」という本が発売になりました。これは27年前の「そば・うどん百味百題」のアップデート版です。時代に対応し、内容が多少入れ替えられ、現代風になりました。また機会を改めてご紹介いたします。さてイラスト担当者による新着情報をお届けします。

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ギターを買ってからもうすぐ5ヶ月になります。未だにギターを弾くのがとても楽しく、毎晩寝る前には欠かさず練習しています。三日坊主の私にしては、実に画期的なことです。

6月に入ってすぐ、練習中に音がずれてきたと思い1弦(一番高音で細い弦)のペグ(音の高さを調節するつまみの部分)を回すと、その拍子にパンッと切れてしまいました。ギターの弦は、定期的に張り替えた方が良いと、記事で読みましたが、私のように趣味でやってると、切れるまで交換しないという人も多いでしょう。さて、いきなり弦が切れた私はとても困り、急いでグーグル先生に頼り、弦交換の一連の作業を何となく把握し、必要な買い出しにでかけました。それしてもネット社会になって、生活のパターンが一変しました。とにかく解らないことがあれば、誰に聞くよりも、とりあえず検索すれば、およその方向性はつかめます。

弦を買うのは、当然楽器店ですが、行ってみて、弦の種類がごまんとあるのにびっくり。各種メーカーの太さや質の異なる弦が壁一面に並んでいるではありませんか。なるほどネットでは各メーカーの弦の特徴(弾きやすさや音色など)が事細かくアップされています。しかしギター初心者の私には、まだどうこう言える段階ではないので、単純にFenderのギターだからという理由でFenderの弦を買いました。様々な弦を試して、だんだん自分の好みが分かるらしいのですが、今の交換頻度からすると、そんな時期がくるとは思えません。

とにかく無事に弦を買った私は、次に雑貨店へ行き、ペンチを購入しました。これで余分な弦を切るのです。別に長いままでもそれなりにカッコいいと思うんですが、几帳面なところは母親似かもしれません。自宅に戻り、今度はYouTube先生に教えてもらいながら、ゆっくりゆっくり作業を進め、なんとか弦を張り替えました。ペグに巻きつけられた弦は、見た目がどうも不格好ですが、これもテニスのグリップテープ同様、徐々に上手くなってくる筈です。

少し脱線しますが、最近は習い事の先生といえば、すべてYouTubeです。ピアノ、ギター、テニスなど、とにかく何でもかんでもアップされているので、やる気さえあればいくらでも上達します。もちろん手打ちうどんの打ち方もアップされているので、興味ある方はぜひチャレンジしてみてください。自分で打ったうどんは、どこのうどんよりも絶対に美味しいはずです(本当です)。

さて最後になりましたが、これが今回のご報告で一番肝心なことです。実は8月に友人たちと念願のスタジオに入り、そこで初めてアンプに繋いで音を出しました。今まで一人でひきこもって、チャカチャカと大人しく弾いた時と全く違い、飛び出す音は、ジャカジャカと大きく少し角のあるエレキ特有のもので、思わず「これぞエレキだ!」と素晴らしく感動しました。私はもうすっかりのぼせ上がって、気分はスターです。

アンプからでてくる音は、音響効果のせいか、確実に上手くなった気分になります。自宅では、スタジオ用の大きなアンプは置けないし、大音量はご法度です。しかし今では、卓上用の小ぶりなミニアンプが低価格で購入できるし、ヘッドホンの利用も可能です。そうなると次の狙いはミニアンプなわけで、また時間を見つけて探してみようと思います。さらに欲を言うと、エフェクターを使えばエレキの音色はさらにバリエーションが広がり、もっと面白くなります。

これまでもピアノで仲間たちとバンド演奏するのは、楽しかったのですが、ギターにはギターならではの魅力があります。早くもっともっと上手くなって、ギタリストとしてバンドデビューしたい気持ちが沸々と湧いてきました。