#441 夏休みの宿題

f441毎年夏は渇水に悩まされる香川県ですが、今年は偏西風のコースでも変わったのか、とにかくよく雨が降りました。降っては止み、止んでは降る、の繰り返しでまるで梅雨のようでした。そのため日照時間がかなり減少し農作物への影響も懸念されているので、なんとか早く普段の天候に戻ってもらいたいところです。

ところでイラスト担当者による新着情報をお届けします。弊社ではいくつかキャラクターがいますが、最初に登場したのが、「げんまいくん」で、一番新しいのは「ブラウワーくん」です。興味ある方は#314をご覧ください。

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8月も31日(日)の夕方、テレビをつけるとちびまる子ちゃんやサザエさんといった国民的家族アニメの主人公が立て続けに「夏休み最終日なのに宿題が終わっていない」というお決まりの場面設定で物語が進んでいました。気の毒に思うと同時に主人公たちと自分の幼少時代が重なる部分もあり、何とも複雑な気分でした。夏休みの宿題といえば「計画的にコツコツ進めるタイプ」と「最後に追い込まれないとやらないタイプ」に大体二分されますが、ズボラな性格の上に、勉強も苦手な私は言うまでもなく後者になります。よって幼・小・中・高それぞれに苦い思い出があり、それらは今でもはっきりと覚えていますが、今回は幼・小時代の宿題について、少しご紹介します。

幼稚園時代。これは工作の宿題だったのですが、たしか牛乳パックを3つくっつけて、全体を全て茶色で塗りたくり、小さく目と口を描いたものです。技術的には何の造作もなく実に簡単で、たぶん30分くらいで完成したと覚えています。しかし今だにそのアルバムを見返しても、それが何を表したかったのか思い出せません。一緒に写る友達の作品は、可愛いうさぎとか「何であるのかちゃんと認識できる物体」だったので、とっても対照的でした。しかしそのような無残な作品にも関わらず、写真に写る私はドヤ顔に見えます(下画像左端)…。

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ドヤ顔その2

ドヤ顔その2

小学校時代。大嫌いなポスター制作に毎年苦戦していました。新聞などに掲載される優秀な作品を見ていると、どれもカラフルで子供らしく表情豊かで「楽しそうだな~」なんて思ったりもしますが、いざ白画用紙を目の前にするととたんにテンションが下がります。なので毎年定番なのが、はじめにたっぷり水を含ませた太い筆ペンで、明るい色を背景全体に塗ります。これで作品が決して地味には見えなくなります。次に大きな字で「交通安全」や「緑を増やそう」などのメッセージを書きます。大きい文字だとスペースが稼げるし、インパクトもあります。そして残りのスペースには絵を描くのですが、これが一番大変です。最初は細かく丁寧に描いていてもだんだん飽きてネタがなくなります。そこで私は、ネタが尽きて余ったスペースには木を描いて埋めるようにしています。木であればどんなテーマにでも大体は関係してそうだし、緑と茶色があれば大丈夫。色を作る必要もありません(ああ、やっぱりズボラです)。

ただこんなに嫌だったポスター制作ですが、ずいぶんとご無沙汰していると、逆に今では久しぶりに描いてみたいなあ、なんて思ったりもします。機会とやる気があれば、げんまいくんやブラウワーくんなどキャラクター総出演させたポスターを描いてみたいと思います。