2017年7月のお知らせ

m201707寒い季節に、「ほくほく」とした温かい気持ちにさせてくれる「石焼き芋」。「さつま芋」はいつ収穫されるかご存知ですか?7月~8月、暑い夏の季節に収穫されます。いま、ハート♡の形をしたサツマイモの「つる」の葉がぐんぐんと、勢いよく伸びています。

「今年は、神戸の港が開かれてから、150年の節目の年になります」とラジオで紹介されていました。1600年「関ヶ原の戦い」後、徳川家康は江戸幕府を開き、鎖国政策を実施しました。約200年の時を経て、1858年、アメリカの総領事ハリスと幕府の大老、井伊いいなおすけ日米にちべい修好しゅうこう通商つうしょう条約じょうやくを結び、函館・新潟・神奈川・兵庫・長崎の5港を開港することに同意しました。1868年、神戸外国人がいこくじん居留地きょりゅうちが設けられ、貿易の拠点・西洋文化の入り口として栄え、「日本の近代化」に大きな影響を与えました。どのような文化が「神戸の街」に伝えられ、日本各地に広がっていったのでしょうか!?

1868年、神戸に到着したイギリス人青年アーサー・グルームArthur  Groomは、手付かずの「六甲山の自然の素晴らしさ」に魅了されました。故郷のイギリスを思い出しながら、「ここに、ゴルフ・コースを造ろうじゃないか」と思いました。3年の歳月をかけて1901年(明治34年)、最初の4ホールが完成し「神戸ゴルフ倶楽部」が開かれました。現在、日本のゴルフ人口は800万人と言われていますが、開業当時の部員は120人。ほとんどが在留外国人で、日本人の会員は7名だったそうです。

イギリスからやってきた飲み物は「レモネード」。くびれた瓶の中に「ビー玉」が入って、ビー玉を押し下げると、中から「しゅわ~っ」と泡が吹き出てくる飲み物「ラムネ」のことです。実は、「レモネード」がなまって、「ラムネ」と呼ばれるようになったそうです(ラムネは、日本で考案された飲み物だと思っていました)。日本のコーヒー輸入量は世界第3位(年間45万トン)。今日、手軽に楽しめる「缶コーヒー」を開発したのはUCC上島コーヒーです。あなたにとって、一日の始まりはコーヒーでしょうか!?

ラジオ番組「特集神戸Jazzウィーク」は、5日間にわたる神戸のライブ・ハウスからの生演奏でした。1923年(大正4年)、宝塚たからづか少女歌しょうじょか劇団げきだんオーケストラ出身の井田一郎を中心に、日本初のプロのジャズ・バンドが結成されました。神戸出身のジャズ・ピアニストの小曽根こぞねみのる(1934年~)さんは、「みんなで楽しく聴けるジャズ、踊れるジャズが神戸ジャズだ。アメリカ進駐軍しんちゅうぐんのキャンプのおかげで、僕らは勉強させてもらった」と神戸の歴史を話されます。関東大震災後(1923年)、横浜に寄港していたアメリカ航路は神戸に変更し、ジャズ音楽が一緒にやって来ました。番組では店内の「おしゃべり」も放送されました。

経営者の方は、「お客様あっての音楽です。まさしく一期一会いちごいちえ。お客様・演奏家・店が一体化する空間になると、店を営んでいて良かった」と。お客様は「近くで聴く音って素敵でしょう。何よりも演奏家の方から元気をもらえるの。僕は80歳。月に2度、サックスのレッスンを受けていますよ。優しい音色でしょう」と話されます。ライブも終わりに近づき、拍手が続きます。演奏家の方は、「アルコールですか? アンコールですか?」と言われ、思わず笑ってしまいました。毎年10月には「神戸ジャズ・ストリート」が開催されます。「神戸はミュージシャンを育む懐の深い街です」と番組は締めくくられました。

7月のお休みは、8日(土曜日)・17日(海の日)そして日曜日です。

カフェで、コーヒーとトーストを注文しました。お店の方が、「焼いた食パンの端っこになるんやけれど・・端の部分は取り除きましょうか・・」と。私は、「いえいえ‥端っこも頂きます」。いつもより分厚いトースト。なにかしら、幸せな気分です(笑い・・)。そういえば、エッセイストの玉村(たまむら)豊男(とよお)さんも、同じことを書かれていたのを思い出しました。おからだ大切になさって下さい。