2016年11月のお知らせ

m201611神無月の中旬、会社近くの神社では「農作物の収穫」に感謝する秋祭りが催されました。私が幼い頃は沢山のお店が並びましたが、いつの間に見なくなりました(寂しいです)。そこで自治会は、秋祭りが子どもたちにとって魅力あるものに・・と、獅子舞の後に「お菓子投げ」を企画しています。地域の方たちにより「秋祭り」は支えられ、私たちは「八百万(やおよろず)の神さま」から守られていることを感じる「秋の季節」です。

社内旅行の続きです。「石仏」は持ち運びができる「単独石仏」と、天然の岩壁に直接彫った「崖仏がいぶつ」に分類されます。1995年、国宝に指定された磨崖仏「臼杵うすき石仏せきぶつ」を訪ねました。太古の昔、阿蘇の大噴火による火山灰から出来た、軟質の石に彫られています。第一印象!!仏様の表情が、すごく優しくて穏やかです。周囲は森林に囲まれ、自然の景観との調和が大切にされています。当日、地元の方は「石仏せきぶつ火まつり」の準備をされていました。石仏の加護への感謝・お盆に帰ってきた先祖への送り火、そして虫追いの意味が込められています。8月の最終土曜日に催され、1000本の松明に「かがり火」が灯されるそうです。

さて、私たちは今夜の宿泊地、宮崎市へと急がなければなりません。いつも思いますが、「バス・ガイド」さんは多分野にわたって勉強され、説明してくれます。宮崎県の県木は「フェニックス」。1960年代は新婚旅行のメッカでした。(2007年の)農業産出額は全国6位で牧畜業・椎茸・ブランド名「太陽のタマゴ」という「マンゴー」などを開発・栽培しています。2007年、東国ひがしこくばる知事の就任に伴い、注目を集めました。「日向ひゅうが時間って、わかりますか?」と質問が投げかけられました。宮崎県人は良くも悪くも、時間にルーズであり寛大に受け止める事だそうです(日向は、宮崎の旧名)。

香川県にも、「讃岐さぬき時間じかん」という言葉があり、いつも時間に遅れることです。香川県人の気性は「おっとりしている」と言われます。「あんた、いつも讃岐時間やなぁ~」と言われます。最近では注意して、定時に用意をしていると驚かれます(笑い・・)。ピンク色や藍色に染まった夕暮れの空の中に、高い「ヤシの木」が見えてきました。ホテルに到着!!すっかり日が暮れていました。翌朝、目の前に広がる太平洋の広さに驚きました。海岸沿いに遊歩道が整備され、散歩する人・サイクリングする人・じ~っと海を眺めている人・・。「海と波」は様々な想いを、人々に抱かせるようです。

太平洋を見渡す断崖の中腹に建てられている神宮を訪ねました。太平洋の荒い波の「しぶき」が伝わってきそうです。朱塗りの本殿は洞窟の中にあります(通常の神社と、風景が異なります)。安産で信仰を集めていると聞き、同僚へのお土産に「安産のお守り」を買い求めました。神社の方は、「中に封筒が入っていますから、赤ちゃんが生まれた後、安産のお守りを神社に送って下さい。後で、すこやかお守りを郵送しますからね・・」と。無事に女の赤ちゃんが生まれました。旅は日常生活から解き放してくれると同時に、普段の生活の意義を再認識させてくれるものだと思いました。みんなで汗を流しながら歩いた、暑い一日でした。

11月のお休みは、3日(文化の日)・12日(土曜日)・23日(勤労感謝の日)そして日曜日です。

秋祭りは、御神輿(おみこし)御旅所(おたびしょ)を出発し、神社の本殿に帰られたら終わります。「獅子舞」で締めくくられると、秋の夕暮れの空気が寒く感じられました。「心」は冬の季節に備えだしました。おからだ、大切になさって下さい。