(4)小麦粉の話 > 最小麦粉の性質・・・(3)粒度・(4)水分

(3)粒度
小麦粉の粒度分布一般の小麦粉の粒度、つまり大きさは大体直径150ミクロン(1mm=1000ミクロン)以下です。同じ小麦粉でも、強力粉は粒度が大きく、薄力粉は小さく、そして中力粉はその中間となります。その理由は、強力粉の原料である硬質小麦は硬いので、砕いたときに粗くなりやすく、薄力粉の原料である軟質小麦は軟らかいので、細かくなりやすいからです。小麦粉の違いを区別することは簡単ではありませんが、手で触れてみると、強力粉はさらさらとした感触、そして薄力粉はしっとりとしているのがわかります。

この粒度については、後で詳しく述べますが、うどんをつくる場合にとっても重要です。つまり、あまり粒度を小さくしてしまうと、損傷(そんしょう)でんぷんが増えてしまうのです。損傷でんぷんとは、傷ついたでんぷんのことで、これが多くなりすぎると、うどんがべとついたり、おいしいうどんにならなかったり、また二次加工適性が低下する原因となります。ですから、製粉する上でこの粒度調整というのは、非常に重要です。

(4)水分
小麦粉に含まれている水分は、14.0%〜14.5%のものがほとんどです。また夏よりも、冬の方が0.3%〜0.5%ほど高くなります。小麦粉の種類についていえば、強力粉の方が、薄力粉より0.5%くらい水分が高くなります。そして業務用の紙袋に入った小麦粉は、たとえ開封しなくても長期間保管しておくと乾燥して、水分が減ります。このあたりは頭で考えてもよくわかりません。小麦粉の水分は空気中の湿度よりも低いので、放置しておくと湿気るような気もしますが、実際は逆なのです。考え方としては、容器からだされた海苔がふやけるというよりも、雨降りの日にでも洗濯物が乾くというように理解すればいいのかもしれません。

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